ニューロフォリア 3月春コミ新刊 「奇説 澄丸影忍伝」サンプル
2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

3月春コミ新刊 「奇説 澄丸影忍伝」サンプル

みてーみてみてみてッ!!!!!!みささんがっ初めてお披露目するっ!!!
カラー純之介乳首ッ!!!!!!!!!!!!(ちょっと売りがおかしい)
kageninwebmini.jpg

おい、画質が悪いぜ粉クソ野郎!!!!!!!!
肝心の純之介の乳首がよおぉおおおおく見えねぇだろうがぁああああああ
って人はみささんのホームページ見に行ってください><、

「奇説 澄丸影忍伝」
【周防辰之進/影辰之進×純之介/A5/144P/1100円】
※R-18・実際の本にはネトラレ/3Pのシーンが含まれます。


今回は、表紙をモンパルナスの更紗三三さまに描いていただきました!!
雪のように白く華のように美しい忍、純之介。誘われるがままに純之介の肉体に溺れていく辰之進。その隙を利用して辰之進に化け、澄丸城主へと成り上がる任を得た異能の者、赤眼狼・影。  鳴羅門一族を名乗る忍びの一門は、周防辰之進の存在を利用し、珠閒瑠の転覆を計っていた。  しかし、やがて純之介は忍びの任を破り、相棒である影に容貌も素性も瓜二つの辰之進に情を寄せてしまうのだった。
――戦乱の世に 双刃混じり
    血華喰らいて育つは蠱毒。
     愛と毒が混じっては 淫らなる華 実を宿す。――


 舞姫は拾った少年の唇に、真っ赤な実を押し込む。
「ずいぶんと長い間眠っているね……おまえまで死んでしまうのかい?」
 押し込んだ実は、口の中でつぶれ、赤い汁をこぼしながら小さな呼吸に押し上げられ、落ちた。雪のように真っ白な肌、開かれぬ目蓋。美しい少年だと思いながら、愛おしげに見つめる。
「そう、生きなさい。毒を食らってでも生き延びるの……」

 純之介が拾われたのは、鳴羅門一族と名乗る乱波衆だった。ここではありとあらゆる修行が積まれ、人間離れした者たちばかりが集まっている。


――季節は別なれど、同じ年、珠閒瑠にて周防家に双子が、黒田家に一人の男子が産まれた。
    共通するのは、三人とも本当の親の愛を知らぬことであった。

  黒田家の息子、純之介は同じように捨てられた少年、影に恋をする。――


 上流から流れてきた桜の花びらが、岩にひっかかり、まるで橋のように両岸を結んでいた。純之介はうれしそうに岩に足をかけて影の方にわたろうとした。
「ねぇ!花の浮橋……!きれいだねぇ……」
 かたまる花びらにそっと手をつけると、純之介の手に花びらがまとわりついた。
「あぶない……純之介ふらふらしてる……川、落ちる……!」
 裸足の足は時たま、こけを踏んづけてすべりそうになった。そのたび純之介は両手を広げて平行を保つ。そんな様子を影はひやひやしながら見ていた。
「お、落ちないよ!私、忍だし……!」
 純之介がほほをふくらませて影の方へ飛び込もうとしたとき、踏ん張った足がすべってしまった。あわてて影が腕を伸ばし、なんとか純之介の体を引き寄せた。
「……ケガしたら、あぶない……」
 体を引き上げられ、胸と胸が重なりあう。鼓動が伝わってきた。熱くて、力強い鼓動が……。
「……あっ……ケ、ケガなんてしない……よ……」
 そのまま二人は抱きしめあった。妙に悲しいような、うれしいような……そして、そんな気持ちを相手も感じている……それが、早くなった鼓動から伝わる気がした。
「……俺が……純之介をケガさせたり……しない……」
「……うん……」
 太陽に照らされてきらきら輝く栗色の髪に、桜の花びらがふわりと舞い落ちる。純之介の黒い瞳の前を、薄桃色の花びらが風に流され、すぅっと通りすぎていく。
「俺、影でいいよ……俺、純之介の影がいい……ずっとずっとそばにいたい!」
 そう言って、影は無邪気にほほえんだ。純之介の真っ黒な瞳からぽろりと珠のような涙がこぼれおちた。

「影……私、ようやく君に罪滅ぼし……できるかも……」
「……おまえが気にする事なんて……何もない……」
 首筋にかじりつかれるように咥えられ、じっとりと舌がなめあげる。押し倒され、鎖骨を軽くかじられ、胸の間を……へそへと続く筋を……となめられていく。純之介は俺のものだ。そういう声が聞こえてきそうだった。純之介がびくんとふるえると、影は愛しげに目を細め、純之介の下腹部にかじりつくマネをする。まるでこのまま肉を引き裂かれてしまいそうな獣のような愛撫に、今までになく興奮した。影が純之介のまらを咥えて、こちらをにらむように見ながら頭を動かした。
 影はいつもなんでもないと言っていたが、赤く染まったその目は、やはり視力が落ちてしまっているという。純之介の顔を、肌を近くに寄せたがるのは、もしかすると支配欲からだけではないのかもしれない。
「んあっ……影……牙……当たって……」
 痛いと言うよりむずがゆい……敏感な部分に軽く牙がすれるたび、じれったくてかなわない。
「……出してもいい……おまえの精を俺の力にする……」
「……なんだよ……こ、これも……修行なのっ!?」
 今日はそんな気分じゃないのに無粋だ!と怒りそうになったが、影の舌が優しく先端を撫でるものだから、影の口の中で果ててしまった。影はゴクリと飲み込むと、満足そうに目を細める。



――   一方は赤眼狼・影と名乗り、忍に……   ――


 今日、その辰之進とやらの姿を拝めなくてもいい。ただ、館の構造を知ることができるだけでいい。遠眼鏡で館の形を眺めながら、ひと気のない庭に降りる。しかし、庭に降りた瞬間、誰かが雨戸を開けて庭に降りてきた。闇の中で見えにくいが、すぐにその輪郭をとらえる。
(……ん?影って周防家に仕えているんだっけ……)
 思わず純之介は身を乗り出しそうになった。暗闇の中に浮かぶ白い肌、ぼんやりと篝火の明かりを受ける金色の輝きに見覚えがある。
(なんで変装……といてるんだろう?)
 真剣を手に取り、何度も素振りをしていた。型の練習にも余念がない。
(あれは影の動きじゃない……他人のそら似みたいだね……)
 あの者の動きには野生味や、殺意というものがない。まだどこかぎこちない、実戦経験のない者の動きだ。周囲には人一人いない。影は真面目だし、練習するなら本気を出すはずだ。……というか、純之介を組み手に呼んでくれるはずだ。
 なんだか、好奇心が止まらなくて、影かどうか試すために、純之介は小さく狐のマネをして鳴いた。
「コン……」
 影によく似た少年は、その声を聞くと、表情を変えて素振りをやめた。
「……狐か、珍しいな、こんな人里まで顔を出すなんて……」
 突然動きが変わる。足音をたてぬようにゆっくりと歩き、気配が消えた。
「……白狐……神の使い……」
 毛皮をかぶり、狐になりきって後ろを振り返る。影によく似た少年は、こちらを明らかに獲物としてみていた。
 白く輝く銀毛、しなやかに飛び跳ねる篝火に照らされると、赤く輝く狐。相手は弓矢を持っていないし、危険もないだろう。くるりと回ると、毛づくろいのマネをして、じっと相手を観察した。
 暗闇でよくわからないけれど、本当に、影によく似ていると思った。夜が明けたら、もう一度潜んで見に行こうか……。ぼぅっとそんなことを思って油断しきっていた……

――空を切り裂き、澄んだ音を立て、刀がすぐそばの地面に突き刺さった。

 刃を掴んだのか、少年は青い顔をして、手から血を流していた。ただ、その栗色の目には恐ろしいほどの殺気をたたえて……。純之介はあわてた。武士のくせになんてメチャクチャなことをするんだろう!


――   一方は武士として周防家に残った双子。そして、己を一途に求める影を愛する純之介。
     全く別の運命を辿るように見えたその三人は、いつしかその縁を結びあう。

    鳴羅門一族の神、鳴羅門から、とある任務が下された。
   それは、愛しあう影と純之介に対し、永遠の別れの宣告を下されたようなものであった。 ――


「何か動きがあらば、始末しろ」
 忍装束が闇夜に消える。夜着で座していた影は、どうしていいかわからずにいた。純之介が、抜け忍になったかもしれない。裏切りを見つけ次第始末しろと……そう用命された。いつも真っ直ぐ前を見る影の瞳が、珍しく暗闇に揺らめいた。

 目立たぬように町人の姿を借りて辰之進と純之介の二人を尾行していた。確かに、辰之進は水鏡で見た己の姿によく似ていた。しかし、この弟はよく笑った。純之介に荷物を持たせるわ尻を触るわ。怒りのあまりに何度、純之介をさらっていこうかと思った。
 しかし、純之介は辰之進と一緒にいると、ころころとよく笑っていた。影には見せたことのないほど、明るい笑顔で。悔しいが、そんな二人の姿を見て影はいつのまにかほころんでいた。
「お客さん、なんかいいことでもありましたかね」
 茶屋の老婆が声をかける。
「いや、ここは平和だと思ってな……」
 団子を食べながら、笑いかける。
「えぇえぇ、それもこれも、お武家さまがたのおかげです。私ら町人が、少々無茶な要求がありましても黙って従うのは……他の国から攻め入る武士どもから私たちを守ってくれるからでございますからのぅ……」
「……ふむ……」
 団子を食べ終え、茶をずずっとすする。
「こういう贅沢品が振る舞われているのもまた、なんだかんだでここの領主さまの手腕と言わねばなりますまいて……感謝しておりますよ」
 そう言って頭を下げる老婆に、苦笑いを返す。
「そんなに俺は、お武家さまに見えるか?」
「あなたさまの目は、鋭い。あなたさまの手は、切り傷だらけです……何よりも、その背中……とても凛としております。あなたが良い武士だというのは、このバァからみましても、すぐにわかることです。えぇ、えぇ」
 老婆があまりにほめるので、影は照れくさくなった。と同時に、やはりな……と寂しさを覚えた。
「……俺の体からは、戦のにおいが消えぬのだろうな……」
 そうしている間にも、辰之進と純之介の幸せそうな後ろ姿は、もう、ずいぶんと遠くへ行ってしまっていた。


――    ターゲットである辰之進に対し、忍びにあるまじき情を寄せてしまった純之介 ――


 周防の言うとおり、辰之進は影の戦いをまざまざと見せつけられるはめになった。眼下では黒の軍団の先頭を走る朱具足、弦月の前立てが太陽の光をまばゆいばかりに反射させていた。矢が飛び交おうが臆せずに敵軍に突っ込んでいく。懐に潜り込み、存分にその刀を振るっていた。
 地獄の鬼かのような真っ赤な瞳におそれおののき、逃げまどう敵兵、槍を握った手首が舞い飛び、暴れる馬の上に乗った屍が血しぶきを上げ散らしながら走っていく。砂埃が当たりを真っ白に、断末魔があたりを赤にけぶらせた。
 馬上で刀を使うその大胆さに、誰しもが目を見張った。遠くからでも、その血肉でできた嵐のごとき様に、奇襲部隊は、唾を飲んでそれを見守っていた。誰もが荒れ狂う戦場に突撃することを、思わずおそれた。
 しかし、辰之進だけは違った。
「っくそ!あいつだけで終わりそうな勢いじゃないか……!」
 もう二度と後方で指を咥えて見ているだけなんて嫌だ!じれた辰之進は馬の尻を叩いた。純之介もそれに気づいてあわててついていく。急な斜面は馬の足を取り、激しく揺れた。山の斜面を木々をぬって駆け降りる。誰も二人についてこれなかった。あの二人は死ぬ。誰もがそう思っていた。


――  戦が始まり、辰之進と影は、純之介を己のものにするために
      お互いを好敵手と認め合い、争う。


「清忠はそちを気に入っているようだが、今日はその理由がよくわかった。これ辰之進、わしのそばで働く気はないか!うん……それがよい……剛力の清忠……日輪を射る弓、昇り龍の辰之進!……これで珠閒瑠は無敵じゃ……安泰じゃあ!ハッハッハァ!」
 ただ、瞳には満々と殺意だけを湛えて、その表には感情無く、辰之進は立ち尽くし、その言葉を聞いていた。仕えるのは、この殿にではない。清忠にでもない。己自身と、愛する人だけだ。
 そんな、弓を握りしめて静かにたたずむ辰之進の姿を、純之介はじっと見ていた。

 あの清忠と純之介の夜の陣営での会話から、純之介はまだまだ己の知らぬことを抱え込んでいることがわかったから、驚きはしない。例え力の差、愛の差を見せ付けられたとしても、諦める気はさらさらない。ただ、純之介にはどう接していいのかわからずにいた。


――     やがて……鳴羅門一族に不穏な動き。
          影と戦う事、それすなわち、己の存在に対する問い。  ――


「蟲毒……」
「ありとあらゆる生き物を一つの壷に集め、殺し合いをさせる。その最後に残った一匹に残る生への執念、そして、屠った者たちの怨念……それらが一つになり、強い強い毒を生む」
「……蟲穴と……同じ……」
 へそを囲むようにして純之介を抱きしめるような黒い手の入れ墨が浮かび上がっていた。その入れ墨の手の甲には、凡字のようなものが浮き出ている。まるで、さっきまで体を捕まえていた黒い手たちが己の体に張り付いてしまったようだった。
「これから、おぬしはこの珠閒瑠の頂点を目指す強者どもを、いやがうえにも魅了することになる。その腹には並々と精が注がれる。武将たちはおぬしを巡って、周囲を血の海にするだろう」

 影以外の人間に抱かれるのかと思うと、吐き気がした。辰之進以外の人間に抱かれると思うと……舌を噛みきりたくなった。
「……はぁ……はぁ……」
 意識がもうろうとする。ただ、天井をあおぐことしかできない。
 愛する人ができたというのに、たった一人のために身を尽くしたいと願うのに、また素性も知らぬ男どもに抱かれるのが運命だというのか……。


 辰之進はされるがままに横に倒され、純之介は少々強引に膝を押し開き、頬を染めて濡れた瞳で辰之進のまらを探り出した。
「ほら、純之介はおまえの精がほしくて仕方がないらしいぞ?いつものようにまぐあえ。簡単だろう?」
 辰之進のものが勃起しているのを感じて、うれしそうな表情を浮かべると、耳に髪をかけながら、袴の上からさすり、染みが浮かんでくると、勃起したまらを吸った。
「っひ……ぁぐ……」
 染み出す味に、色っぽくンっとうなる。
「辰之進さま……私のあのような姿を見て……袴の下に出してしまったのですか……?こんな……穢れた純之介でも……魅力的に……見えますか……?」
 淫美なほほえみにぞくりと背筋をふるわせた。布越しの愛撫がじれったくて体をよじる。
「その腹の紋様のせいじゃ。今宵の純之介は特に荒ぶっておる。実にかわいらしいだろう?おぬしにこんな姿を見せたくないというから、わざわざ俺が家来に書状を持たせたのじゃ……純之介がかわいくて仕方がないおまえにも、見せてやらねばと思ってな!」
 腹の呪いの印が、うごめいているように見えた。しかし、それを気にするよりも、辰之進のまらを探る手に気が狂いそうになった。
「あぁあ……やめろぉ……」
 帯を解き、袴を開くと、直に触れて手についた精液をぺろりとなめる。愛おしそうに白濁を鼻先につけながら、先端の匂いをかぎ、しゃぶりはじめた。辰之進の表情がとろけていく。がくがくと震え純之介の口内に射精した。




「おまえには、純之介を一生支える覚悟があるか?」
 純之介の体がぴくりと動き、目をそらす。
「かっ……影……なんてこと……!」
「何を、ふざけたことを……そんな覚悟なら、とおの昔にできている!」


――   珠閒瑠の明日は ……誰の手に?   ――


「……澄丸清忠が、舞姫と……祝言をあげた……だと?」

 辰之進は、涙が止まらなくなった純之介を周防家に残すと城門まで馬を走らせたが、中に通してはもらえなかった。
「我は澄丸清忠さまが第一の武将!周防辰之進であるぞ!」
 大声で呼びかけるが、門が開く様子はなかった。清忠に裏切られた気がした。純之介を愛する気持ちの大きさは、己をしのぐものかもしれないと思っていたのに……。あれほどの武士なら、お互いに技を競い合い、命つきるまで戦いたいと思っていたのに……。
「……俺と……俺と今すぐ戦え!清忠ぁああああああああ!!」
 辰之進の声は、珠閒瑠城を揺るがせた。

コメントの投稿

非公開コメント

sidetitleプロフィールsidetitle

大幸妄太郎

Author:大幸妄太郎
ペル2(達淳)・ドリフターズ(とよいち)に
メロメロ多幸症の妄太郎です。女装・SMが好き。
ハッピーエンド主義者。
サークル名:ニューロフォリア
通販ページ:http://www.chalema.com/book/newrophoria/
メール:mohtaro_2ew6phoria★hotmail.co.jp
(★を@にかえてください!)

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleリンクsidetitle
sidetitleQRコードsidetitle
QR