ニューロフォリア JOJO★COMPLEX2 C-9にて参加しますー!!><*
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JOJO★COMPLEX2 C-9にて参加しますー!!><*

うばしゃあああああああ!!!!!サンプルできたぞよおおおおおwww

白雪姫【A5/76P/600円】
よろしくねぇええええ!!!初ジョルブ本で、一応三部作の一冊目、
ということになりますが、単独で読めます!!
次回ももちろん単独で読めますwww
シンプルで美しい表紙と、相変わらず話の事を理解して描いてくださった美しい挿絵……
あとがきで書けなかったですけどね!!本当芸が細かいですのよ……
ピストルズちゃんと全員いるし!!ヘイズたんちょこねんとしててかわいいし!!
エアロ・スミスたんとかムーディ・ブルースたんまでいるんだぜ!!??
立ち向かう感じのジョルノとあやしげGEたんとか白雪姫美チャラティとか!!!!
(話の都合上スティッキー・フィンガーズたんだけ出番ないのです><、)
ありがとう!!!!ありがとう!!!!!みささんまじでありがとう!!!!!!!!

今回は残念ながら、お友達のうお座カメーンF更紗三三さまは参加できないことになりましたが、
なんかいろいろ描きおろし漫画ペーパーとかご用意してくださっているので、
ぜひとも……ぜひともこちらも手に取りに来てくださいまし!!www

↓続きはサンプルになっておりまーっす!!!!!
―― このお話は、とある劇団だった屋敷に泊まるところから始まる。――

――  追っ手を撒き、一晩だけとある屋敷を丸ごと借りて休むことになったブチャラティチーム。


 一着服を持って、ブチャラティが鏡の前に行こうとしたとき、何かを蹴ってしまい、ふっと立ち止まった。
「ん、なんだ……本が落ちてる」
「あっ!それはぼくが落とした本です……」
 擦り切れた装丁の童話集。なぜかそれをブチャラティに見つけられたのが恥ずかしくて、言い繕うための言葉を頭の中で探した。考え出した中で、できるだけ子どもっぽくないいいわけを言おうとしたが、それより先にふっと笑みを浮かべたブチャラティの方が口を開いた。
「あぁ、これ小さいころによく、母さんから読んでもらったっけ」
 服を腕にかけ、ページをめくり始めた。
「母さん、今頃どうしてるんだろうな……」
 そういう表情には少し明るい色があった。ジョルノはそこに、愛をたくさん受けた人間の表情を見た。その童話集はジョルノの孤独が持ち出した物だ。ブチャラティの表情がやさしければやさしいほど壁を感じて、少し悔しかった。
「ふ、ふつう……そういう本は幼いころに読んでもらうものなのでしょうか……」

 一切の無駄を廃する。童話なんて非現実はいらない。そう思って生きてきたからこそ、幸せそうに話す彼女の笑顔を見ると、これも、実は必要なものだったのかもしれない、と気まぐれを起こしただけだった。
「悪くはないと思うぞ……子どものうちに読んでおくのも」
 いつの間にか目の前にきたブチャラティが、本でやさしくジョルノの頭をたたいた。
「……子どもじゃありません……」
 小さく、反抗の言葉をはいた。

   ◇ ◆ ◇

 テレビでは白雪姫のためにと大喜びで手を洗うメンバーを前に、そんなの女のすることだとグランピーがむくれているところだった。
「あ!グランピーって誰かに似てるなと思ったらジョルノだ!」
 ナランチャがくすくす笑いだす。
「なっ!」
 じっとみんなの様子をうかがいながら食事をしているだけだったのに突然話題をふられて、いっせいに向けられた視線に、ジョルノも辺りを見回した。
「ど、どこがぼくに似てるんですか」
 むっすりした鼻の大きなひげづらの小人。こんなのとどこが似ているというのだろう。
「仏頂面とか」
 ナランチャがテーブルにひじをついてニヤニヤ笑う。
「いつもどっか俺たちから一歩ひいてるところとかだろ?」
 ミスタが行儀悪く足をテーブルにかける。
「本当の心をいつまでたっても見せないところとか……な?」
 アバッキオは何か言いたそうにちらりとこちらを見たが、すぐに目をそらした。いつもなら流せたろうが今日はみんなの態度を冗談に思えず、こみあげる小さな怒りにグッとくちびるをかんだ。
今日は少し、情緒不安定だ。それは、ブチャラティと自分の違いを見たからなのだろうか……母に愛されたかどうか……どうあがいたって決して埋められることのない、深い心の溝に思えたから。本当の部分ではわかり合えないような気がしたから。
 白雪姫の内容を知っていて、楽しそうに笑っているみんなも親の愛の元にその童話を楽しみ、アニメを見て心を動かし、栄養としたのだろう。環境の違いは、過去にでもさかのぼらない限り埋めることはできない。みなとブチャラティの土台が同じでも、ジョルノは違う。それは意味のない嫉妬に変わった。
「やぁやぁ!みんな何を話しているんだい!」
 突然かけられた声におどろいて後ろを振り向くと、顔の上半分を覆う鷲鼻が印象的な黒い仮面をつけて、真っ白なだぼだぼの衣装の腹に、大きな詰め物をしたブチャラティがおどけていた。コンメディア・デッラルテのキャラクター、だまされやすいお調子者、プルチネッラの衣装だ。喜劇の登場人物になりきって、木靴をならし、普段の彼ならすることがないような陽気な仕草をした。
「プルチネッラだぁー!」
 ナランチャが突然立ち上がる。
「オイラを呼んだかい?」
 耳クソをほじるふりをして、唇をとがらせて小指の先をフゥと吹く。
「ちょいと耳が悪くてね?もう一度呼んでくれるかい?」
「わかった!じゃあ耳元で呼んであげる!」
おどけてみせたブチャラティに、ナランチャがかけだして飛びついた。二人は仲よさそうにくすくす笑う。
「ブチャラティ……」
 ジョルノは立ち上がってつかつかと歩くと、ブチャラティのつけていた仮面をとりあげた。
「ハハハ!サイズの合う服がなくてね!おなかの大きなプルチネッラの衣装なら入るだろうと思ったんだ!」
「この衣装はブチャラティには似合いません」
 そういってジョルノは、うれしそうに抱きついているナランチャに、プルチネッラの仮面をかぶせた。陽気なおバカさんなら、こっちの方が似合ってる。
「っちぇー、つきあいわりーの!いいじゃんブチャラティのプルチネッラ!」
 仮面から露出したくちびるをとがらせ、ナランチャが抗議した。
「よーグランピー!」
 ミスタがからかいの声をあげると男三人が笑い出す。
「グランピー?」
 そんなみんなの様子を見ながらピエロ姿のブチャラティはジョルノの隣の席に腰を下ろす。いつも以上に不機嫌な表情をうかべているジョルノの様子にブチャラティも思わず興味を持ったが、彼の精神状態がギリギリな様子も受け取った。彼のチームは遠慮なくズケズケ言う人間の集まりだから、だいたいの予想はつく。だけど少し意外なのは、いつもなら話半分に流すはずのジョルノがいちいち苛立ちを見せているところだった。
「お、今日はサンドイッチか……ジョルノは何を食べたんだ?」
「……ベーコンサンドです」
 手に持ったサンドイッチは少し力を入れてつかまれたものだから、食べた跡から厚切りのベーコンが少し頭を出していた。
「そうか、なら俺もそれをもらおうかな……」
 ブチャラティは紙袋の中からベーコンサンドを選んで取り出し、美味しそうに食べた。いつも通りの雰囲気になった二人の様子を見て、みんなは安心したのかまた白雪姫に夢中になりだした。
それでもグランピーが白雪姫にキスされてずっこけたシーンを見たナランチャとミスタがくすくす笑いながらナイショ話をしては、こっそり振り返ってジョルノを見ていた。
「グランピーな……なるほど……」
 ブチャラティがそうつぶやくのを聞いて、ジョルノはため息をついた。
「ぼくはそんなに怒りん坊のつもりはありませんけど……」
 からかうように、ブチャラティはジョルノの顔を見上げるように頭を下げ、じぃっと見つめた。
「こんな顔してばっかなジョルノなら、からかわれるのも仕方がないかもなぁ……」
「……ブチャラティまで……怒りますよ!」
 とんがりぼうしをずらして、目を隠してやると、ブチャラティはしばらく笑っていたが、小さくハハっと悲しげに笑った。
「……仕方がないよな……」
 ぼうしを上げたブチャラティと視線を交わす。そう、二人の間だけの秘密が、ジョルノから表情を奪い、このチームから一歩後ろに引かざるを得なくするのだ。


――ブチャラティやチームのみんなとは違い、親から愛されなかったという状況を
    はじめてコンプレックスだと認識したジョルノは、その晩不思議な夢を見る。


 走りだそうとして、ゆったりと波をえがいていたツタがジョルノの足をひっかけた。そのまま転がってしりもちをつくと、ベッドの変化したものらしきツタの丘がたわんだ。その衝撃に驚いた目覚まし時計の形を残したリスが駆けていく。立ち上がろうとして一度空を見上げると、また一つおそろしい光景が見えた。非現実だった。まるでむいたリンゴの皮のように螺旋状に、空へ、空へと延びる森があった。
「ぼく、よほど疲れていたんだろうか……」
 ジョルノのまわりを飛ぶ本の鳥を捕まえると、見る間に翼はハードカバーへとかわり、羽の一部一部がパラパラとページへと変わり落ちていく。
「……ゴールド・エクスペリエンス……」
 冷静に声をかけるが、己の体の一部のように動くはずのスタンドが姿を現さない。
「ゴールド・エクスペリエンス!」
 叫んでも、己の精神を具現化した黄金の戦士は姿を現すことがなかった。こんな奇妙な光景を作ることができるのはジョルノの持つ力に他ならない……。寝ぼけて枕を猫に変えたり、朝起きたら花に包まれていたということならあったが、これほどまでに大きな暴走ははじめてだった。こんなに疲労しきり、無駄に不安感をあおられやすくなっている精神状態は、この不可思議な世界を創りあげたせいかもしれない。
 いくらもう一人の自分のようなものとはいえ、ゴールド・エクスペリエンスは自分に理解できる範疇を超えた力を持っている。生命を操る力が暴走すればどうなるのか……想像もつかない。ジョルノはあわてて黒いウサギに変わりかけていた靴を履き、走り出した。早くもう一人の自分を見つけねば、どんどん力が吸われている気がした。早くなんとかしないと。あまりの疲労に心臓を動かすことすらできなくなる前に……。
 ただ、不思議とゆくべき先がジョルノにはわかった。どこにいけばブチャラティに会えるだろうかも。
――一本道の森はあまりに不自然に月へ月へと向かって、誘うように螺旋状にそびえるから。


 ジョルノが身構えると、まるできしんだ音でもたてそうな不気味な動きでパープル・ヘイズはまるで紳士のように礼をした。彼のスタンドの凶暴性を知っている人間ならば、そのあまりに奇妙な光景に度肝を抜かれるだろう。
「今宵ノ劇ハ……ジラユ……ジ……白雪ィ姫……ェ……」
 不気味な気配があたりを包み、ジョルノは寒気を覚えた。
「ガガガ、ガワイイ……バァンビーィーーーノ……タノ……ダノジンデ……クダァサイィイ……」
 言葉を紡ぐたびに太い糸でつぎはぎにされたその口から、ぼとりぼとりと草の上によだれがたれ落ちた。その周囲の草が枯れていく。ジョルノがその様子に驚いて一歩引くと、その間にパープル・ヘイズは姿を消した。
「なんだったんだ……今のは……」
 それにしてもまた白雪姫か!白雪姫、白雪姫……白雪姫……。頭がどうにかなりそうだ……周りが知っていて自分の知らないことが繰り返されるのは責められているようで、とても不快だ。様々な感情が入り乱れ、孤独を思い知らせて、胸をさいなんだ。
「フーゴ!トリッシュ!」
 二人の体もいつのまにかどこかへと消えていた。
「敵の攻撃……?」
 イバラで傷つけた足の傷がうずいた。これは夢ではないらしい。手からは引きちぎられたツタたちの怨念のように緑の香りがしみついていた。擦り傷にその汁がしみつき、ズキズキと痛んだ。それでもジョルノは走るしかなかった。なにが起こっているかわからないからこそ、もう一人の自分に会うために走らなければならなかった。
「ブチャラティ……ブチャラティ……」
 なぜか無性にあの人の体温をそばに感じたくなった。からかわれてもいい、こんな訳の分からない状況から守るように、安心しろ、ジョルノと言って抱きしめてほしいと思った。
 その時、重々しいスイッチが落ちたようなガシャンという音がして、まるで星も月もニセモノで、舞台装置の一つだったかのように消滅し、あたりが暗やみに包まれた。
 そして、何かの始まりを告げるように、ブザー音が辺りに鳴り響いた。
「アンタノオカゲナンダ……オレタチガ生キテラレルノハ……アンタノオカゲナンダ……」
 聞き覚えのある声がひそひそと聞こえた。草むらをかき分け、足下を小さな動物が駆け抜けていくのも気にせず進んでいく。
 突然開けた場所を見つけた。そこにはツタでできたイスに座らされたブチャラティがミスタのスタンド、セックス・ピストルズに取り囲まれている姿があった。
「ブ、ブチャラティ!」
 求めていた姿を見つけて、敵の罠かもしれないのに考えもなしに叫んでしまった。しかし、ブチャラティには意識があるようだった。ジョルノの姿を認めるとほほえんで、こちらに向かって手を振った。そばには暗闇にとけ込むようにして黒いフードの男がいた。そいつの姿を見た時、嫌な予感が背筋を駆け抜けた。
「そいつは敵です!ブチャラティ!スタンドたちがおかしいんだ!」
 叫んでもその声はブチャラティの耳には届かなかったらしい。
「サァ、ブチャラティ……オレタチノ礼ヲ受ケ取ッテクレ……」

――不気味な夢から覚めて、添い寝するブチャラティとともに……

 ブチャラティは思わずジョルノの方を見た。月光に照らされた海のような瞳が細められ、ほほえむ美しい人を見て心臓が止まりそうになった。腕で目を隠すと、それを責めるように胸板をなめあげられた。
「……くうっ……」
 大きく開けられた口、舌が乳首をぐっと押し上げた。
「……っ……ぁっ……」
 舌の先が乳首を転がすたびにかたくなっていく。
「き、気持ちいいんですか?ブチャラティ……ぼくが……相手でも……」
 片方の乳首もきゅっと指でつまみあげる。
「ジョルノ……ぉ……うぅあ……」
 想像もつかないほど色っぽい声をあげられて思わずジョルノは顔を真っ赤にしてしまった。脚にあたる性器もむくむくと頭をもたげる。
「す、すまない……ひ、ひどい声……出た……」
「い、いいえ!その……ひどくなんかないです……その……とっても……か、かわいらしかった……から、びっくり……して……」
 二人とも真っ赤になりながらみつめあったが、ハッと意識が戻るとあわてて目線をそらしあった。
「あの……その……声……あげてください……もっと……」


――これは、愛を受け取った人間が


「ジョルノ、この愛を受け取る資格は、万人にあるとは思わないか?」
 そのほほえみに、ジョルノはほほを赤らめた。己の思慮の浅さと、ブチャラティのあたたかさに。
「それでも童話は無駄だって思うか?」
 その言葉に、小さく首を横に振った。あふれ出そうになった涙をこらえた。
「余計なお世話かもしれないが、おれはおまえに、そんな世界を知ってほしいって思ったから……ふざけてみたんだぜ?」
 ジョルノの肩にブチャラティの腕が回され、ぎゅっと強く抱きしめられた。まるで母のように、父のように。知らないあたたかさだけど、きっとこんな感じだったに違いない。
「朝から……泣かせないで下さい……」


――やがて愛を与える人間に変わっていく物語。


「あんたたちが大人になったころ、もしここに子ども好きの劇団ができたなら、とあるギャング・スターが資金の援助を申し出るでしょう……その時は、大嫌いなギャングからでも……受け取ってもらえますか……ね?」
 少女は目を細め、しばらく戸惑ってからコクリとうなずいた。ジョルノは、それを見届けると、その小さな手に鍵をしっかりと握らせて、手を振って少女に別れを告げた。


―― さて、この続きはまた、次の機会に……

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大幸妄太郎

Author:大幸妄太郎
ペル2(達淳)・ドリフターズ(とよいち)に
メロメロ多幸症の妄太郎です。女装・SMが好き。
ハッピーエンド主義者。
サークル名:ニューロフォリア
通販ページ:http://www.chalema.com/book/newrophoria/
メール:mohtaro_2ew6phoria★hotmail.co.jp
(★を@にかえてください!)

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