ニューロフォリア ハマオン!サンプル
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ハマオン!サンプル

ハマオン!
【※女装淳ナースコス/R-18/A5/52P/400円】
自家通販準備のための同人誌のサンプル用投稿です><;;;ハマオン!表紙
ハマオン!


 ジョーカーは仮面を取った。何があっても一切表情を変えることは無い道化師の仮面を、そして冷静を崩さぬジョーカーの心も一緒に。
仮面党のリーダーであるジョーカーは消え、一人の人間、黒須淳になる。青ざめて透けるように白い肌、額には玉のような汗をにじませていた。雫は集いあい、筋となって流れ落ちる。
「…また僕はとんでもないことをしてしまったんじゃないだろうか…」
 苦悶の表情を浮かべる人々の顔が脳裏によぎる。止められない涙が澄んだ目から溢れ出し、涙を零れ落ちるままにさせて、淳はベッドに泣き伏せた。誰も居ない暗い部屋。絶対に見られてはいけない涙。声を外へ漏らさぬために、シーツを噛み締める。心に迷いは無いはずなのに、心が泣いていた。
「…んっく…っ…」
 ジョーカーになりたての頃、そして、ジョーカーの噂が広まりつつあった頃…あの頃は仮面のまま残酷に生きることができたと言うのに、周防達哉に会ってから少しずつ淳の心に戸惑いが現れだしていた。


―己の行動を悔いる淳、その目に映るのは己の罪のみ。この世界は罪を償うためにだけ存在している。


 昔の仲間達と一緒に戦うことを決意したものの、淳の心には未だに取れないしこりがある。決して忘れてはいけない罪の意識、奪った人の命、自分への断罪。淳の戦い方は皆から見れば無謀に映るようだった。
 淳の武器は殺傷能力に特化した鋭い造花。敵に投げつけ、急所を撃つ事によってダメージを与える飛び道具。
だけど、ふとした瞬間、罪の意識に駆られ、自分が生きるために武器を振るうことに嫌気が差し、距離を狭めて、直接その武器を敵の急所に刺すことがあった。造花を抜くと血しぶきが上がる。悪魔の血を浴びて、淳は恍惚とした。穢れていく自分に満足をした。しかし、止めの刺しきれていなかった悪魔に逆襲された、完全なる油断。体を横になぎ倒され、わき腹に大きな切り傷を負った。淳はそんな時、苦痛の表情ではなく、薄笑いを浮かべていた。苦い顔をした達哉が刀を構えて駆け出し、悪魔に止めを刺した。
そんな戦いを何回も続けるごとに、達哉の視線が厳しくなってきた。次第に淳は後衛へと回され、常に達哉の背中を見るポジションに回された。遠距離武器だからそれでいいだろうと達哉に言われたが、それでは血は、痛みは、自分への断罪は成されない。淳はとても不服そうだった。


―そして、達哉が与える生きて償えという言葉。


「…生きて…行動で償えっていうんだよ!お前がどれだけ痛がろうが!…死のうが…!誰一人喜ばねぇんだよ!独りよがりなことばっかしやがって!」
「…達哉?」
 思わぬ激昂に達哉の顔を振り返る。暗い部屋で、拳を握り締めて立ち上がった達哉は、とても大きく見えた。
「頼むよ…もうこんな…無謀な戦い方は絶対しないって…約束しろよ…」
 ゆったりと淳が裸の上半身を起こす。目は達哉を見ない。
「達哉、それは無理だよ」
 達哉の歩いてきた道は陽光に照らされた明るい道。淳の歩いてきた道は月光さえ射さない暗闇に閉ざされた道。決して交わらない道を歩く達哉にはこの心はわからない。お互いに理解することなら、もうとっくの昔に諦めている。
「…俺が…俺がお前のことが必要だって言ってもか?」
 達哉のつらそうな表情。静寂、そして淡々と刻まれる時計の秒針の音。傷だらけの淳の体を、達哉は黙って抱きしめた。淳はそれを拒まない。
「お前がこんな戦いを続けるっていうなら…ずっとお前は俺の後ろにいろ。絶対に前に出させん。リーダーの絶対命令だ」
「…っ…君はとても傲慢だ」
 淳はそっと達哉の体を抱きしめ返した。でも、本当は淳の心は、まったく違う道を歩んできた達哉だからこそ強く求めている。その太陽の光をたくさん浴びた心で淳を暖めて欲しい。だけど、素直になっちゃいけない。それは達哉を淳の罪に巻き込むことになるから。
「…あぁそうだよ…何とでもいいやがれ…お前は、俺の目の前では死なせん」
 淳には胸に湧き上がってくるこの感情の意味はわからない。ただ、いつもよりちょっと大きめの腕時計が気になった。


―命を捨てようとする淳のかわりに淳を命がけで守ろうとする達哉。自分が強くならなければ、達哉が死んでしまう…淳は思った。強くなりたいと…。そして訪れる岩戸山にある豪傑寺。住職の言葉が、淳に更なる生きる意味を教えてくれた。そして住職は守る力を欲する淳に木人拳を教えてくれることを約束してくれた。


 ダンジョン探索を終えると、淳はすぐに岩戸山へ向かった。体の傷は全て完治させてからだ。腕時計にそっと触れる。守るための力を手に入れたかった。今日も達哉は淳の目の前でたくさんの血を流した。
「僕が達哉を守るんだ…」
 豪傑寺につくと、小僧が出迎えてくれた。淳の顔を見ると、ちょっと頬を赤らめた。
「あ、あなたが黒須淳さんですね?」
「はい、和尚さんからきいてますか?」
「あっ…は、はい!」
小僧のモジモジ加減に少し不安になりながらもついていく、案内された部屋に着くと、木のお盆の上に
道着が置いてあった。
「あ、あの、ここが着替えの部屋なんで…皆もう練習に出てますから、準備ができましたら、道場まできてください!!」
 小僧はダッシュで飛び出していく。道場らしきものなら、来る途中で見かけたのでわかるとは思うけど…できれば待っていて一緒に行ってほしかったなと思う。
初めての場所だし、道着なんて一度も着たことも無い。淳は少し戸惑っていた。
「ん~…だけど、早く着替えて道場行ったほうがいいのかな?小僧さん忙しそうだったな…」
普通の襦袢と白い着物と緋袴…着方…わかるかな。ちょっと不安になりながらも、淳は早速着替えにかかる。着物とはいっても帯がないので浴衣感覚でサラリと着込んだ。問題は袴。それにしても不思議な形の袴だった。襞がついていて、畳んでいる状態だと普通の袴とは区別がつかないのだが、広げてみるとスカート状になっている。想像と違った形状に驚く。
「ふーん?こんなの見たことないや…動きやすいようにかな?」
 白い着物の上に緋袴を身につける。確か、道着って前の方にちょうちょ結びがきたはずだ。前に布をあて、そこから伸びる紐を背中で結び、後板についているベラをひっかける。そしてそこから伸びる紐を前に持ってきてちょうちょ結びにする。
「でもいざ身に着けてみると、これって逆に動きにくいきがするなぁ…」
 ちょっと気になるのがヒラヒラのスカート状だということ。古武術だから足技がないのかもしれない。
もしこれで蹴りを入れろとか言われると、正直淳は戸惑ってしまう。長さのお陰で見えないかもしれないけど…このスカート状の袴では…パンツが見えてしまうかもしれない。しかし男でよかったと本当に思う。

 道場に着くと、和尚さんがポカーンとしており、小僧さん達がクスクス笑っていた。淳は着方が間違っていたのかと思い恥ずかしくなってくるくる回った。
「ど、ど、どこかおかしいですか?」
「コラ!お前達またイタズラをしおって!」
和尚さんは小僧さん達の坊主頭に拳を落とす。
「え、え?」
淳は状態が良くわからなくて慌てた。
「申し訳ないことをした…黒須さん…小僧どもがご迷惑をおかけしたようで…」
何度も何度も和尚さんがお辞儀をしながら淳の
そばまでやってくる。
「な、何がイタズラなんですか?」
「それは…その…道着ではなくて…巫女の装束でしてな…」
「み、み、巫女っ!?」


―ところが思わぬ小僧達のいたずらに、巫女姿になってしまう淳。


達哉のテンションがだんだんとおかしくなっていくのがわかる。これは…悪い予兆かもしれない…。
「…も、もう、何だよ…」
わかっているのに、頭の中がつい、幸せでぽーっとした。
「ん?なぁ、この袖どうなってんだ?」
突然小袖の袂にズボっと手を突っ込まれる。
「ちょ、ちょっと達哉!」
「これじゃあ財布入れられんな」
脇の側から突っ込まれた達哉の手は、そのまま手首の側まで袖の中を貫通している。
「う、うん…懐に入れたりとかするかな…」
「…ここ?」
達哉はスッと懐に手を入れてきた。薄い襦袢越しに胸を撫でてくる。
「んっ…なんだよ…」
達哉がニヤっと笑う。
「おまえの胸、まっ平ら」
「…お、男だもの…何…期待してんだよ…」
「でも…感じる?」
すっかりスケベ親父みたいになった達哉に怒りが湧くが、襦袢の中に手を突っ込まれて胸をなでられて敏感になった突起をつままれてしまい、思わず声を上げる。
「ひゃっ…!」
袖の中で遊んでいたもう片方の達哉の手が、すっと袴の切れ込みに入れられる。じわじわと着物越しに太ももをなで、そっと前まで来ると、淳のものを掴む。
「おい、まさかはいてないのか?」
「ちっ違うよ…腰巻…つけてるっ…!」
「へへ…どっちでもいいけどな…」
達哉の手が巫女装束を乱してくる。でもテーブルに軽く押し付けるようにしてのしかかる達哉の体が重くて、動けない。
「達哉の…変態いぃ~…」
淳が出来る抵抗といえば、泣きそうな声を上げるくらいしかなかった。
「はっはっは…いいではないか!減るものじゃなし!」
悪代官っぽい悪ふざけの声。達哉の手は容赦なく敏感な部分に触れては乱暴に扱ってくる。着物の上から淳のものがもみしだかれる。四つんばいの体制に変えられると、もう、ただされるがままになった。
「もうやだぁ!…達哉の…ばかぁ…!」


―そして巫女姿に漲る達哉。


淳の体がひっくり返されると、行灯袴を持ち上げられる。スカート状に開く袴を面白そうに見ている。
「何コレ。普通の袴じゃねーの?」
持ち上げられた袴の下から現れた、乱れた下半身をじーっと見られる。舐めるような視線とはきっとこのことか…。
「も、もう!」
淳は泣きそうになりながら行灯袴を押さえつける。
「何するのさ!」
「やりやすくていいな」
「…っ!!」
袴は捲り上げられ、着物を左右に払いのけられる。いじられっぱなしで勃ちあがった淳のものが腰巻を持ち上げている。伸びる白い足に、足袋。達哉の動きが止まる。
「うわぁ…」
「何がうわぁなんだよぉ!」
顔を真っ赤にして淳が暴れようとすると、股の間に両足を置かれてしまう。そして、おちつけよというように、優しいキスをされた。手が胸元をまさぐり、肌が露にされた。恥ずかしさでどうにかなってしまいそうだった。乱暴なくせに優しい達哉…。
「淳…すごく色っぽい…」
耳元で囁かれる。達哉の低い声に骨抜きに
されそうだ。


以上がハマオン!のサンプルです!中略ブツギリしまくってます!
淳から達哉への思いと、淳が幸せになるためにはどうしたらいいんだろう?というのがテーマの小説です。巫女姿でやるだけではないですwww真面目なつもりの話メインでエロはゆるめ…かな?

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大幸妄太郎

Author:大幸妄太郎
ペル2(達淳)・ドリフターズ(とよいち)に
メロメロ多幸症の妄太郎です。女装・SMが好き。
ハッピーエンド主義者。
サークル名:ニューロフォリア
通販ページ:http://www.chalema.com/book/newrophoria/
メール:mohtaro_2ew6phoria★hotmail.co.jp
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