ジョルノってどういうキャラなのかなー…っと延々と考えておりました。
ジョジョ5部を3回目読んでおります。
ようやく「覚悟」とはなんだったのか、荒木先生の言う「正義」ってなんなのか。
なぜこのキャラが負けたのか。
「勝った!」と叫んだ敵キャラはどうして次のシーンではやられてしまうのか。
いろんなことがわかってきた気がします。
そして、私がどれだけジョルノに対してうがった見方をしていたかとwww
ちゃんと学んだそれを、本に落としていけたらいいなと思います。
長い間ブログ更新してなかったので、とりあえずはここまでwww
あれなんで一応ツイッターのログとか置いとくかなwww
4月23日
結構ジョルノの表情が豊かなことに驚きだったけど、完全に表情を失うのはベイビィ・フェイス戦からだと思った。ジョルブ的にはそこはブチャラティが始末されそうになってるから怒ってるの!!!???ねぇ!!!???ブチャラティがいないとダメだっていう怒りなの!!!???という読み方ができる。
>>おいこらwww腐女子(セルフツッコミ)
ローリング・ストーンもしくは「眠れる運命の奴隷」は後づけって可能性もあるんじゃないかなーと思ってたけど、ミスタの過去話読んだ時、ミスタが運命に翻弄されることになるよみたいな最初の文章で、少なくともここで決定してたんだなーと思った。
>>あとづけに関しては最初読んだとき、とってつけたように
ラストにあった気がしたので気になるエピソードだけど、
あとづけなのかなーと思ってたんです。
ところがどっこい、「運命」って言葉はもっと前から使われていた。
そしてその意味はずっと変わっていなかった。
「スティッキィ・フィンガーズ」がローリング・ストーンズのアルバムで、
その曲の中には「ブラック・シュガー(麻薬の隠語)」が入っている時点で
ちょっと気づくべきだったのかもです。
だけど荒木先生は5部の内容を書きながらいろいろ考え方が変わってきたと
いう旨の事をおっしゃってたので、変化はあるんだと思います。
「一見…「弱さ」ともとれるひかえ目の態度があるが… 実はそうではないブッ飛んだスケールの判断と行動をするやつだ…」というフーゴさんのジョルノさん診断はすげー助かる。この後大きく成長する可能性を~云々言うのが予言になってるっていうね。
>>この辺から今までのジョルノ感変わってます。
ジョルノを15の少年として見ていると、いろいろこうじゃないかなーって
思う部分が出てきて大変楽しかったです!!
結果的には、心優しく、少し控えめに思えるけどするどい洞察力を持った
探偵……というイメージです。
4月26日
チョコラータ戦の意味も見えてきた。なぜジョジョでは『勝ッた!』と言った敵が次のシーンには劣勢になるのか。それはその時点で安心して、その先を見るのをやめたから。ジョルノが言った「おまえには最初から勝っていたからな」っていうのはそのさらにさらに先を見ていたからだっていうことだよね。
>>チョコラータ戦が、そういうのが一番よく見えるお話に思えました。
「勝った!」で負けるのはジョジョのお決まりでギャグなんじゃないかと
かって思っていた時期もありましたwww
ペッシが負けたのも、ブチャラティがいなくなったと思って、兄貴の言葉を守らずに、最後の最後まで耐えずにビーチ・ボーイを解除したからだっていう。さらにさらにその先を見ること、最後の最後まで結果が完全に出るまで状況を見続けること。ちなみにリゾットはボス戦でそれができていた。
>>だからリゾットの死に対して、ボスが誇りを失わずに死んだと言った。
この前にボスが、リゾットに対してどうせ死ぬなら敵に
無様な姿を見せたくないだろう?鉄分を戻せ、そしたらその前に
おまえにトドメをさしてやるぞとと持ちかけていた。
そういう甘いことばには耳を貸さずに最後の最後まで戦ったリゾットは立派だったっていう。
たぶん、ジョルノには「本気で安心した」と思える時間はないんだろうな。ジョルノは常に先を見ているから。常に緊張した時間の中にある人なんだろう。5部の最初の辺りではそんな雰囲気を見せなかったけど(ブチャラティに出会ったのは計算じゃないし)、やっぱりベイビィ・フェイス戦以降ということか
>>ジョルノは本当にブチ抜けた15才だと思います。
彼を理解しようと思うと本当にほねがおれます。
でも、彼が正義で、心優しい少年だというのは間違いありません。
おまけ
37巻38巻(文庫)読むと、ブチャラティが死にそうなのに
あまりに冷静に覚悟を決めて戦う姿を見ていると、涙が出そうになります。
めっちゃ悲鳴あげかけるwww
確かに関係的にはジョルノをブチャラティが導いているという構図なんで、
ふだんの私だったらブジョルなんだろうなと思います。
でも、っどーしても!ジョルノは男らしく書きたいので、
多分書く分にはジョルブ固定だろうなと思います。
読む分にはどちらもうまいれす^q^*らいすき
もひとつ。
ディアボロってリゾット戦でけっこうネガティブな役回りしてるじゃないですか。
どっちかっていうと、ディアボロとドッピオでは、
ドッピオの方がいわゆる「覚悟」のできてる人間だったんだなと思いました。
そんなドッピオを平気で切ったからこそ、ディアボロは敗北した。
悪知恵はディアボロが優れていたかもしれないけど、
そういう「覚悟」の点ではドッピオが優れていたんだなと思いました。
あとは、改めて読み直してみると、いかにディアボロが「過程」を捨ててきた
人間なのかがよーくよくわかりました。
「過去」を完全に廃絶したようにして余裕を見せつけますが、
同時に「過去」は完全に消すことなんてできなくて、
それどころか後から追ってくるものだとおびえを見せます。(トリッシュ、写真)
そしてそれは間違いなく、ディアボロを追い詰めるんです。
そして、彼は今まで捨ててきた過去の応酬
永遠に「過程」を見せつけられる罰を受けたわけです。