ニューロフォリア 夢幻回廊感想(※18禁SMゲー)
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夢幻回廊感想(※18禁SMゲー)

夢幻回廊をお休み二日つかってクリアしたよ!!
18禁SMエロゲの感想なのでヒワイな単語も出てくるよ!!気をつけてください!!


大雑把に言うと、とあるお屋敷に拾われた記憶喪失の主人公が
お嬢さまたちから理不尽な「いっぷ(調教)」を受けながら
お嬢さまと愛し合ったり、そのお屋敷に隠されたルールを探ったりする物語です。

この屋敷には役割がありまして、

一人の奥様
四人のお嬢さま
二人のメイド
一人の「かとる(家畜)」
一人のグモルク


この序列になっております。
奥様とお嬢さまは親子関係であり、その奥様とお嬢さまに
仕えるのがメイドとかとる。かとるは簡単に言うと最下層の奴隷です。
グモルクは本当ペットです。暖炉で寝そべったりたまに遊んでもらったり、
たまにはきっと八つ当たりを受けたりもしていたんでしょう。
(描写はいっさいなかったので予想です)
そんなグモルクと奥様がしたしそうにゲームをしている姿を見たり、
奥様とグモルクが口調が似ていることに驚いたり、
大好きなお嬢さまといっしょにいたいと願うことからこのゲームははじまります。

感想としては、エロはすごく生温いです。
さきにユーフォリアというドギツイSMゲーなんてプレイしたからな気もしますがwww
たぶん一番精神的にクるであろう「生ゴミご飯」のシーンだけど、
汚物感のある描写はあんまりないし、何より絵が突っ込みどころ多すぎてwww
なんだその大量のコンドーさんはwww誰が使ったんだ!!!!
お嬢さまがたじゃあ断じてねぇ……
あの清らかなお嬢さまはッ他のかとるなんかとそんなことしたりしないッ!!
(調教された良いかとる)
あととあるキャラが搾乳機でガンガンに絞られてる絵があるんですが、
文章の描写にそんなシーンがないとか、レイプシーンなのに
和姦シーンのスチルを使いまわすとか
いろいろガックリくるところが多かったです。
でも最終的にはエロシーンになるたび
腰ふりながらヒャンヒャン言ってる"たろ"は最高にかわいいです><*

しかし、このゲームの真骨頂はエロにはないと言っておこう……。
プレイヤー("たろ"の魂)が調教されて、だんだんと"たろ"に対して同情していく過程……
あまりに見事でした……。
最初はお嬢さまと逃げてハッピーエンドにならないことに首を傾げるでしょうが、
そのうち少しずつ追加されるモノローグ、"たろ"の感情と同調しはじめます。

現実世界は味気なく、個がしっかりしていなければ周りに弾かれ無用の者に。
役が与えられなければ個もできない。
現実世界に"たろ"は生きていけない。
大人も子どもも自分探しをするような時代だ。
ところがお屋敷は与えられた役割をただ演じるだけ。
それはあまりに楽で、その役割はその上、お嬢さまがたに愛していただくこと。
それはまるで無上の天国!!!!!!
そりゃあすれ違う祐美子さまがカラーつき女神に見えることは当たり前。
グモルクのドヤ顔にも納得。
グモルクそこかわれ祐美子さまの隣はぼくのものじゃい(よく調教されたかとる)

お屋敷に着いた理由は説明されない。ただ「運命」だったってこと。
運命は自分に寄り添い、同じ速度で進むから感じることはない……等々、
実にいろんな哲学が含まれており、少しずつ明かされる
グモルクと奥様の会話には「ほー、へー」とうなづくばかり。
認知するから人間だとかもね……。
とりあえずいろんなことを教えてくれる良いゲームでした。

↓以下はネタバレながーいキャラ語り。
主人公の"たろ"は奥様からお名前をいただき、
"かとる"という役割を与えられてようやく存在する子でした。
現実はあまりにも灰色であり、非現実のお屋敷でのご奉仕は
色鮮やかな世界に見えていました。

お屋敷には"役割"があるから、"個"がいらないのです。
外の世界で何者でも無くなった、
そんな捨てられた者たちが集まった世界がお屋敷です。

この世界はあくまで個はなく役割がルール。
名前はその役割につけられた名前、そう解釈したので、
役割(名前)という表記にさせていただきました。

奥様(環)
神様のような存在。実は彼女もまたかとる上がりだったことが予想される。
この世界を作ったのはもしかして、自分のように彷徨う者を受け入れる
天国を作りたかったからなのかもしれない。
お屋敷というルールを壊されるよりも、誰かからこれでいいんだよと
受け入れて欲しかったのかもしれない。

長女(薫子)
たぶん、なんやかんやでこの人が最強のドMではないかとふんでいる。
EDのインパクトはさることながら、彼女は「かとるを愛する側」だった。
横腹の傷に関しては何も言われてなかったけど、たぶん、
メイド(摩耶)が弟に腹を刺された後に長女になったんじゃないかと予想。
摩耶が弟(たろ)に殺されることをおびえていたし、三女EDにて、
弟(たろ)が包丁を持っていたのが前回のループのイメージなのかなとか。
しがみつくさまはあまりに重く、長女という重圧が
あまえに出るっていうやつなのかもしれない。
長女らしく「この世界のルールを知りつつ、従う者」だったんじゃないかなと。

次女(麗華)
己の中の怒りをストレートに暴力でぶつけてくる、見た目だけドSといったところか。
あまりにもあっさりとかとるとのセックスを受け入れちゃうので、
私的にはもんのすっごーく物足りない部分があったお人。
女王様が簡単に奴隷とやっちゃったら、ご褒美にはならないでしょ?
合気道やってるとかいうけど、いっさいそれっぽい描写が無かったのも残念。
その設定活かせば間接はずしたり一切無抵抗にしてからとか、もっとSらしく振舞えていたかも。
彼女はこの理不尽な世界に常に「怒り」を持っているからこそ、
「誰よりも外の世界に近い人間」だったんだろう。
だからこそのあのED。彼女が一番普通の人だったんじゃないだろうか。

三女(祐美子)
「かとるに愛される人」であり、「最後までおあずけ食らわす人」なので
私の中ではかなりのドSさんだと思っています。プレイは生温いです。
それどころかとことん「かわいがって」くれます。こちらの意志とは無関係に。
純粋無垢に己の役割を受け入れているなんていうのは四女でやればいいんじゃないか?
いいえ、三女には大きな役割が……。
はじめて鞭を握った時かいまみた理不尽さもさることながら
自分がそれなりの地位を持っているからこそ
「やさしく」できる人だっていうのがすごくいい。彼女は生まれ持っての女王気質。
引き摺り下ろしてはいけない人。だからこそのあのED。
そして、この人を愛するがゆえにかとるの"たろ"は
この屋敷のルールを知らず知らずに破壊してしまう。
この人の話があるからこそ、屋敷のルールの謎が解ける。
お気に入りのキャラだったので最後まで残しといてよかったと本気で思います。
四女→次女→長女→三女は順序的には最高に思えました!!
彼女は「屋敷のルールにはあまりにも無知」。ぜひ、プレイしてびびって頂きたいwww
奥様撲殺、燃え落ちる屋敷の中一人バイオリンを弾くなんてかっこよすぎる。
祐美子さま一生ついていきますレベルwww

四女(奈菜香)
ロリ枠。女王様とかSとかいうよりもいじめっ子。
"たろ"をおもちゃとして「いじりたおす」。
挿入が最後の最後にあったのが個人的には残念だった。
だってそういうシーンがないのはロリっこだからの配慮かと……www
彼女のEDはかなり重要だと個人的には思う。
「このお屋敷は永遠だけど、かとるの命は永遠じゃない」

メイド・姉(摩耶)
姉までは役割かどうかはしらないけど、もし長女のわき腹のケガを
「弟が姉のしたことを許せないから刺した傷」だったなら、姉までが役割じゃないかと。
グモルグは言う。
「摩耶になりたいならなれる。メイドの役割を押し付けられているうちに摩耶になる(意訳)」
ということは、私の考えだけど「"たろ"の姉だと言われ続ければ、"たろ"の姉になる」のかもしれない。
彼女のエロシーンは一番盛り上がった!!
今までカッコイイ姿ばっかり見せつけられてきたものだからッ!!!!
でも彼女がかとる時代に経験したことの羅列はあまりにキツくて、
"たろ"なんて全然幸せじゃんって思いました。
"たろ"も「メイドは感謝されるだけ、かとるは
お嬢さまから愛されるから幸せ(意訳)」なんていってた。
でも弟を差し出しちゃいけない。「"たろ"がかとるになった原因」

メイド(志乃)
ドジっ子の役割。みんなの怒りを一身に受ける怒られ侍。
もしかすると彼女がいなければ"たろ"は壊されていたかもしれない。
サトルってのは彼女に借金を背負わせた弟だろうか、
それとも不幸になってから彼女をだました彼氏だろうか。
摩耶と逆で弟にだまされた姉だなぁ。
彼女はお屋敷のルールを知っているんだなきっと。
「このメイドはね左手と左足が少しだけ動かないようにできてるの(意訳)」
一番さげすんでいた家畜の"たろ"にそんな惨めな自分の話を
するのはどんな気持ちだったろう。
ただ、彼女は誰かにあまえたかったんだろう。
自分が怒って殴れるのは"たろ"だけだったから。
彼女はこのゲームの中の最強ドMだと思う。
外の世界でも屋敷でも調教されたひとは惨めだった。
無様な姿をさらし続けるからこそ愛しい。「屋敷の調教の果て」

かとる・グモルク・弟("たろ")
お屋敷に認知を捨てさせられ、知識を蓄えることを認められず、
ゆえに人間でなくなった家畜。
理不尽な「いっぷ」から逃げ出しても、何度でもお屋敷に戻ってくる忠犬。
そして真実を全て魂で知っている「犬から人間」になった者。
グモルクは奥様に言った「頭では覚えて無くても、魂では覚えているそんなものです(意訳)」
ループを繰り返せば繰り返すほど、「かとる」としての意識が高まっていくのに、
言うなれば家畜に近づけば近づくほど、お嬢さまがたとの距離は縮まり、
本当ならばお嬢さまがたには届かない自分の言葉を届くようにした。
結果的にお屋敷のルールは素晴らしいものだと実証したwww
お嬢さまを愛するならば、認知を忘れ、人間であることをやめ、
無知で忠実な素晴らしいかとるになるべきだと結論。
そしてそれが「天国」なんだと言い切る。見事な調教されっぷり。
"たろ"が本当のお屋敷の主じゃないかという描写がされたあたりで思い出すのは
マゾッホの女性を好みの女王様にしたてあげる精神だ。実は一番お屋敷に依存しているね。

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大幸妄太郎

Author:大幸妄太郎
ペル2(達淳)・ドリフターズ(とよいち)に
メロメロ多幸症の妄太郎です。女装・SMが好き。
ハッピーエンド主義者。
サークル名:ニューロフォリア
通販ページ:http://www.chalema.com/book/newrophoria/
メール:mohtaro_2ew6phoria★hotmail.co.jp
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