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ペル2(達淳)/ドリフターズ(とよいち)に萌え萌えな大幸妄太郎さんの経過報告ブログ。
小説という言葉は、君主が国家や政治に対する志を書いた大説や、君主の命などを受けて編纂された国史に分類される伝統的な物語や説話に対して、個人が持つ哲学的概念や人生観などの主張を、一般大衆により具体的に分かりやすく表現して示す、小編の言説という意味を持たされて、坪内逍遙らによって作られて定着していったものとも言われている。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E8%AA%AC)
まぁそういうことで。
小説というのはその人の哲学やらなんやら、主張したいものを表現する媒体ですわね。マゾッホは哲学者ではありますが、あまりそういう主義主張をバーンとは載せない人なんです。自然と登場人物が息をするように語るんです。その自らの哲学に乗っ取り、一本芯を持って独立したキャラクターとなっているんです。もちろん書いてるのはマゾッホなので、マゾッホの主張であることは間違いない…とは思いますけどww
で、物語、メルヒェンっていうのは…
物語wikiより抜粋
現代日本において「物語」と述べて想起・想像されるのは、順序だてて語られ、秩序だった構成を認めうる、いわゆる「文章」としてのまとまりを持った「作られた」「お話」のことである。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%A9%E8%AA%9E)
「作られた」「お話」ということ。つまりは私が書いているのも小説というよりは「物語」というわけ。
まぁそれは別にしといて、マゾッホなんですが、実に美しい風景描写をします。そして、印象的なのが、物語に現れる主要な女性の服装に対する細かい描写。目に浮かぶような感じで事細かに書きます。
それはきっと、マゾッホにとって物語のお姫様だからじゃないかなって思います。
実際に存在しないけどこんなに素敵なお姫様だよっていうのを伝えたくて仕方が無いのかなって…www
マゾッホの理想がつまっているのが彼の「物語」だっていうのは読んだらわかっていただけると思います。
彼の風景描写や文章の美しさは(もちろん訳者によるところも大きいですけど!)あくまで彼の理想を語る「物語」だからなんだなって気づいたら、あっという間に腑に落ちました。
小説って読んだ後「ふーん」とか「なるほど!」っていう感じなんですけど、物語って読んだ後…あぁそうなんだ…そうかぁ…って世界に浸り続けるものっていう印象が私にはあるんですwww
まさしく私が書きたいものっていうのは物語なんだなって気づかされました。美しい風景描写を書きたいと思うし、キャラクターには自分の主義主張を持っていてもらいたい。私の哲学やなんやを押し付けるんではなくて、彼らには彼らで行動して欲しいって思って書いてます。まぁ偉そうに言ってますが、力量は…ご存知の通りwww
聖母を読んで本当に良かったと思います。
「物語」という言葉の美しさに気づかせてもらったからです。
私のこれからの指針も決まりました。私は小説を書かず、物語を書きたいと思います。
通りで「毛皮のヴィーナス」は合わなかったはずだよwww
アレはマゾッホの本気の自伝だものwwwドン引きだよwwwwwwwwww
物語じゃないものwwww
皆!マゾッホ読むときには気をつけてね!!www