ニューロフォリア 6部とフレッド・ホイル
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6部とフレッド・ホイル

久しぶりにジョジョ語り。
今、フレッド・ホイルさんの周辺の勉強しているんですが、
読めば読むほど6部の全体像はこの人の考え方から来たんだなぁと納得。
私の主観いっぱいまじえながら、勉強したことのメモ。
宇宙はビッグバンという大爆発を起こして誕生しました。
そして、その無数の塵の中から我らの太陽が生まれて、
寄り集まった塵たちが次々に星に育っていきました。
そして、その中で生まれた中には「地球」もおりました。
そして、その地球のさらに中で、パカっと岩が割れて、
中から水の元が出て来たので、
地球には「生命のスープ」と呼ばれる「海」ができあがりました。
ここに小さなバクテリアたちが生まれて……どんどん成長して……
うんぬんかんぬんあってダーってなってゴーってなって……
私たち人間が誕生!!


……という超大雑把なあらましが、今まで私たちに教えられてきた
私たちの誕生、「ビッグバン理論」というお話の説明……のつもりです。

「始まり」があれば「終わり」があるともずっと教えられてきました。
なので、ビッグバンで誕生した私たちの宇宙もビッグクランチっていって、
いつかはぶっ壊れます。という説がメインでありました。

ところがこの、フレッド・ホイルさんという人は
かなり特殊な考え方の持ち主でして……
「定常宇宙論」という考え方を提出しました。
先ほどみたいに超大雑把にいいますと……。

ずーっとずーっと昔から、宇宙がありました。
宇宙はどんどん大きく膨らんで、膨らんで……
膨らみきると端っこからしぼんでいきます。
それは傍から見ると「死」とかわりないかもしれませんが、
宇宙はまだ元気に生きています。
だからそのしぼんだエネルギーをつかって、
膨張してできたなんにもない空間に、ぽつりぽつりと銀河を生みだします。
宇宙はずっと呼吸して、生きていました。
そんなある日、私たちのいる銀河ができあがります。
その塵から太陽が生まれて、地球が生まれます。
宇宙には、私たちが知るよりたくさんのいろんな成分がありまして、
宇宙自体が「生命のスープ」になっています。
中には生きた小さなバクテリアもひそんでいます。
でき上がった地球に、無数の小さな彗星がたくさん降り注ぎます。
中には大きな彗星がドカンと落ちたこともあるでしょう。
それはまるで、じょうろの水のように降り注ぎます。

小さな彗星は水を持っています、生命のスープを持っています。
そして、小さな生きたバクテリアたちも中には混じっています。
地球にはたくさん水が注がれて、いつしか、海ができました。
生きている宇宙は、「生命を生み出そう」とします。
宇宙から降り注ぐ成分たちは全部「生命になろう」という使命を持っています。
あがいてもがいて、いろんな生き物ができて……
うんぬんかんぬんあーだこーだで……私たち人間の誕生!イエイ!!


というお話なんですけど……
これって、ビッグバン論をずーっと信じてきた科学者達にはトンデモなお話でして、
「始まり」があって「終わり」があるのは彼らが小さいころから教えられてきた、
絶対に覆らせてはいけない法則……なのです。
ところがこのおじさんは、「宇宙は最初からあったよ」と平然と言います。
しかも、地球ができて、その成分から生命が誕生というシナリオだったのを覆して、
「いやいや、生命はさいしょから宇宙にあるんだよ」(生命は宇宙から来た)と言うんです。
しかも、ウイルスやら小さなバクテリアはプログラミングされた機械みたいなもので……
なんて言っていると、「宇宙にいるバクテリアは知的生物で、最初から生命になる様に動いているよ」
とか言ってくるから、科学者たちはびっくりして大批判。
これが本当なら「神さまってなぁに?」の禁忌に触れてしまうからです。
今まで考えてきたことが全部ひっくり返ってしまうからです。

もっと言えば、今も地球には何千個何万個と彗星が降り注いでいて、
そこに落ちている小石のいくつかも、今飲んだ水の例え少量でも、
宇宙から来たものが混じっている、というお話なんです。

宇宙塵の超大雑把解説)

今もじょうろで水をあげるように、宇宙からは
無数の星が降ってきて、地球を育てている、というのです。

私はこれを聞いたとき、すっごくロマンチックだし、本当だといいなぁと思いました。
地球にいて、宇宙からの影響を全く受けないなんていうのは、大昔の考え。
月の重力で海は満ち引きしますし、きっと宇宙のどこかで爆発がおこれば、
その風が地球にほんのちょっとでもあたったり……なんていうのもあるでしょう。
というか、それが普通なんじゃないでしょうか?
だって地球って宇宙の中にぽっつり浮かんだ星の一つなんですもの。
海で波が起これば船が揺らぐみたいに、風が吹けば草がなびくように、
当たり前のことなんじゃないでしょうか。

多分、荒木先生もそう思ったんじゃないかなぁ。
変人偏屈列伝なんて描いた荒木先生ですもの、
なかなか偏屈なフレッド・ホイルさんを知った時、
大喜びしたんじゃないだろうか。

宇宙から落ちてきた隕石についたウイルスが進化させたスタンド使い。
宇宙と記憶、小さな謎のバクテリア、フー・ファイターズ。
膨張と縮小の緑の赤ちゃん。
神父のくせに宇宙の終わりを信じないプッチ神父。
一見、ビッグバン理論に見えるけど、
実は「定常宇宙論」まんまな6部のラスト。

プッチ神父は「銀河が死んでも宇宙は死なない」と
信じている事が前提じゃないと、DIOの言うとおり
「時間の加速」で銀河を殺して、すべての人々が
運命を知る世界をつくるなんてできませんって!
人を救おうとしているのに、宇宙滅んだら、身もふたもないですもの!
そういう「創世」と「終焉」を信奉している宗教者だったはずのプッチ神父。
宗教・科学的な意味でも悪魔信奉者だったのかもしれないですよね!

輪廻転生だと思って見てたけど、6部ってきっと
「定常宇宙論」が正解なんだなぁ。

あとどうでもいいですが、昨日、真・女神転生クリアしましてね、
むりくりNEWTRALルート見ました。
そのラストも微妙に定常宇宙論ぽくて笑いました!
あれはきっと神秘的な「輪廻転生」を描きたかったんじゃなくって、
SFとして「定常宇宙論」を元にして、女神を転生させたんじゃないかなって。
勉強してる最中にこんな偶然に会えるなんて!

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大幸妄太郎

Author:大幸妄太郎
ペル2(達淳)・ドリフターズ(とよいち)に
メロメロ多幸症の妄太郎です。女装・SMが好き。
ハッピーエンド主義者。
サークル名:ニューロフォリア
通販ページ:http://www.chalema.com/book/newrophoria/
メール:mohtaro_2ew6phoria★hotmail.co.jp
(★を@にかえてください!)

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