ニューロフォリア 鹿児島→宮崎旅!(宮崎編)
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鹿児島→宮崎旅!(宮崎編)

前回の先輩との鹿児島旅の続きです。
電車で鹿児島から宮崎に向かい、一泊。
レンタカーに乗って佐土原城跡の鶴松館、高千穂を巡り、
再び電車で宮崎へ。
最後は妄太郎初の船旅で神戸へ。


やっぱり鹿児島・島津が好き!と再認識した次の朝。
先輩の運転で佐土原城跡へ向かいます。
妄太郎は運転できません。永遠のゴールドライセンスです。

鹿児島と宮崎は県が違うとはいえ島津のお膝元。
丸に十字があふれていたりする?と思ったけれど、
ぜんっぜん見かけない。
でもどことなく駅近くの商店街の作りが
天文館ぽいと思ったんだけど、ここにも灰が降るのかしら。
あらやだ道路の中央にフェニックスよフェニックス

佐土原城跡に向かえば向かうほど田舎になって行きます。
ナビが途中で案内をやめたので混乱しながらも到着しました。
そういえば迷いまくってる時にやっと一つ丸十を発見。
「……鯨ようかん????」
フツーの民家っぽいし、お店をやってる様子もなし。
さほど島津感を感じられません。

sdwr3.jpg
佐土原城跡・鶴松館はめっちゃ広い駐車場があって
その奥に歴史館がありますので、見逃しやすいかもしれません。
駐車場に到着した瞬間、妙な感動でいっぱい。
「ここがお豊のお膝元だったところ!」
なんといってもわずかでもお豊が生活していた土地です。
sdwr2.jpg

門をくぐってすぐ、係りのおじさんがやってきました。
いつもなら案内のおじさんがもう来てるはずなんだけど、
今日は遅れているとの事。
sdwr1.jpg
門の瓦には丸十はないなぁーと油断してたら奥の屋根が丸十だった。
油断した頃に島津。

そのおじさんからたくさん佐土原城のお話を聞きます。
お城は便利のいい広瀬に移動する予定で取り壊したところ、
廃藩置県で云々かんぬん、移設が中止になって幻に終わったとの事。
本当だったら移設先で飫肥城みたいに城下町やらができて、
賑やかになっていたんでしょうけど、ここには何も残っていないんです、と。
歴史館も城跡を元にして、二条城を参考にして
こんな感じだろうと近年建てたものだそう。
ちなみに最初は伊東氏のお城で、島津がぶんどったお城だそうです。
島津になってからの城主にはおやっどこと「家久」さんと我らがお「豊久」がおります。
家久さんが亡くなり、お豊が受け継ぎ、さらにお豊が捨て奸って亡くなって、
秀吉さんのものになったけど、島津が頼み倒して取り戻したお城です。
(調べてわかったんだけど、ここは源頼朝さんが建てるよう命じた城だそう。
 もしかしたらここにも島津の頼朝大好きっぷりが現れているのかも)

大河ドラマの話になった時、島津義弘が選ばれれば、
必ず豊久がピックアップされるし、
きっとここ佐土原にも人が来る!佐土原市の財政も大変で、この歴史館もガタがきてて閉鎖することになるかもしれないからぜひとも大河にっ!
とおじさんが熱弁するも、でもねー……というおじさんに苦笑で返す妄太郎。
不思議そうな先輩に文禄・慶長の役の話をすると納得。
ほぼ一年前に仙巌園に来た時、武家屋敷でお話をしてくれたおじさんと同じような反応でくやしそうにする姿を見て、ああ、島津に関わる人たちは皆ここで引っ掛かるんだなぁと思いました。
島津大好きっこ的には2019年の放送を目指しているらしいです。
2019年は島津義弘の没後400年になるからだそうで……がんばれ島津大好きっこ達!
私もなんかできないかなぁー。

しかしこの歴史館のおじさん、本来プッシュすべき「家久」さんではなくて
何度も話のなかに現れるのが城主になっても
ほとんど戦に出ててお留守にしてた「豊久」。
なんでだー?と思ってたら、ここには何度も足を運ぶ小説家がいるとのこと。
それは知る人ぞ知る「豊久の女」の作者さんだそう。
「知ってます!」と言ったら「あーよかった!あの人のことご存知でしたか!」と
大喜びで小さな新聞記事を見せてくれました。
麦穂さんが「さっ太の黒い仔馬」が講談社じどう文学新人賞をとって
市からのお礼を受け取った……という内容。
(じどうの感じがブログの禁止文字にひっかかった……)
佐土原に住みたい!鹿児島に住みたい!とおっしゃってたこととか。
そこから麦穂さんがドリフターズの豊久で影響を受けたらしいことやら、
おじさんもドリフターズを読んだけどなんかよくわからんかったこと、
結局私もドリフのお豊がきっかけなことを話しました。
最近ヒラコーさんが鹿児島来ましたよって言ったら、びっくりしてたな。
他にも石田三成大好きな人が部下のことまで調べてるらしくて
歴史館に来てたとか。マニアって本当すごいな。(おまえもだろ)
ここまで先輩若干引いてましたね!ごめんなさい。

館内は撮影禁止なので写真はありませんが、
館内で面白いものを見つけました。
頭にかわいい狐のついた鎧兜一式です。
これは新しいものですが、こういった鎧が近世に作られているという所に島津のお狐信仰の強さがうかがえますね!
産気づいた 丹後局 から島津の始祖、忠久さんを取り上げるのに力を貸したのがお狐様だと言われとります。この時、比企尼がしがみついたのが住吉大社にある誕生石なんですな!まぁ、うちはまだ見に行ってへんから詳しいことは知らんけどな!(無責任大阪人)
おじさんに住吉大社にマジで石がありますよっていってたら驚いてはった。
ほんまにあるんよ、ほんま。

のんびり展示物を見ていると、
案内おじさんを紹介できなかったことが申し訳なかったのか、
うちらを心配しておじさん再び登場。
その部屋は島津久永さんと貴子さんの関係で展示させてもらっている
なかなか縁の無い天皇家の引き出物(ボンボニエール)とか
実際島津家でつかわれてたものとか。
ここに住んでた島津家は分家で佐土原島津氏だとか、
歴史館の門に飾っている「鶴松館」と書かれた看板は
久永さんのお母さんの島津久子さんが書かれた文字だとか。

そこには久永さんと貴子さんの写った雑誌の表紙が飾ってあって
「お二人がきっかけで、恋愛結婚や宮崎での
 ハネムーンが流行ったんですよ」とか教えてもらいました。
(後で調べたら久永さんソニーの取締役とか……
 お父さんにこの事話したら久永さんも貴子さんも
 久子さんも知ってたのでびっくりした)

あと島津のお膝元って言っても丸十なの鶴松館くらいの
もんかなーと思っていたら、佐土原の特産品おもちゃ
神代独楽」にデカデカと丸十が。
ああ、やっぱりここも島津大好きなんだなぁ。と再認識。
だっておじさんの説明すごい熱入ってるもんよ。

鶴松館ですっかり島津満喫したあと、おじさんの紹介もあり
道の駅大好きな先輩がこの近くの「城の駅」へ向かいました。
ここで妄太郎、なんとずっと気になってた「鯨ようかん」を見つけます。
km1.jpg
ウンウン、佐土原ようかんの文字と丸十が迫力ですな。
km3.jpg
km4.jpg
包みの裏には佐土原特産品の神代独楽とうずら車の絵が。
包みのうずら車は大人しいですが、実際のうずら車には
これでもかと大きく「うづら」と書いてあるのが軽くツボります。
km_ 2
蒸しようかんが宮崎の名物らしく、ようかんも
その真ん中のお餅もそりゃあもうムッチムッチしてて
腹持ちもよくておいしゅうございました。
ところで佐土原は海に近く「アカウミガメの産卵地」があるんだそう。
そんでもって、鯨が名物らしいです。
元禄やから鯨ようかんは無理でも、
お豊も鯨肉食うたんかな~と思いながら高千穂へ向かいます。

しかしこのおじさんと私が話を盛り上がったせいで、
割と予定がキュウキュウに。急いで高千穂に向かいます。
先輩は高千穂峡の景色を写真に収めたかったとのこと。
滞在時間わずか三十分! 先 輩 ご め ん な さ い !
うちとおじさんのせいでっ!うちとおじさんのせいでっ!
tktk1.jpg
わずかな時間でしたが、それでも自然を満喫。
向かう途中の奥深い谷の景色の怖ろしさや
山の雄大さで充分キレイ!を連呼してましたが
迫り来るような波打つ崖やゴウゴウと流れる真名井の滝
神話に出てくる大岩や崖に刻まれた月形なんかを見ていると、
「ああ、ここに日本人の文化発祥がある気がするわ」と思うのでした。
本当に景色が日本画っぽい。一番気に入ったのは仙人の屏風岩。
tktk2.jpg
こんなに大きな山や崖に囲まれたら、
そりゃあ人間よりも大きな神様とか信じちゃうよなぁ。
屏風岩の上の鱗のような岩がせりあがっているのが
妄太郎の目には蠢く龍に見えるのでした。

「でももう一度来る価値のある場所だってわかっただけで満足!」
先輩はそういいながら車を運転して高千穂を去るのでした。
隣に座っていた私はひたすら心で「うちとおっさんのせいで!」と
わび続けるのでありました。
次は仙巌園の山の頂上まで登ることと、
高千穂をじっくりゆっくり満喫しようと誓って宮崎港へ向かうのです。

feriyoko.jpg
初めてのフェリーの旅は、船酔いも無く、気分よく過ごせました。
先輩と夜の甲板に出て出発するのを見届けたり、
神戸の街に隠れてなかなか見えない日の出を
ギャアギャアいいながら追ったりしました。
ferinode.jpg

ところで夜眠れなかったから、ロビーふらついてみたら
こんなところでも島津を見つけたよ!
島津久永さんと貴子さんのハネムーンの記事が
でかでかと紹介されてる!

あと宮崎土産じゃないけど、大阪ではなかなか手に入らない
アワーズで迫力の月代豊久ポスター描いた平田 弘史さんの
コンビニコミック版薩摩義士伝を上中下セットで手に入れたよ!
大荷物だったけど幸せでした。
読んでると薩人の気質で謎だった部分がなるほどなーと
腑に落ちたことがいくつか。そしてさらに深まった謎もいくつか。
なんで薩摩人……すぐ死ぬん?(めまい)
しかしこれは買ってよかった!な漫画でしたよ!
集成館でまた面白い本をいっぱい買ったし、満足満足ゥ!

本当に島津って自分のお家の歴史を大事にする
誇り高いお家なんだなぁ。

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大幸妄太郎

Author:大幸妄太郎
ペル2(達淳)・ドリフターズ(とよいち)に
メロメロ多幸症の妄太郎です。女装・SMが好き。
ハッピーエンド主義者。
サークル名:ニューロフォリア
通販ページ:http://www.chalema.com/book/newrophoria/
メール:mohtaro_2ew6phoria★hotmail.co.jp
(★を@にかえてください!)

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