ニューロフォリア 2/12(日) ComiCon京都in勧業館76の新刊情報!!【その1】
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2/12(日) ComiCon京都in勧業館76の新刊情報!!【その1】

R-18G ジョーカー×シャドウ達哉
Pluck the bloody rose.  【A5/P52(上下するかも><;)/400円】

2/12(日) ComiCon京都in勧業館76の新刊、淳くんお誕生日おめでとう本、
R-18 ジョーカー×シャドウ達哉『Pluck the Blooddy rose.』です!!
テーマは『SM、お耽美』サンプルにはないけど、残酷描写・達淳(リバ?)描写ありの
わりかしなんでもありのエロ本です!!
私の殻をぶち破るつもりで書いた、個人的にはお気に入りの一冊。JKシャ達萌え!!!

↓以下サンプルです!!
Pluck the Bloody Rose.

   pluck the rose.
     ー薔薇は美しいうちに摘め。ジョーカーは俺にそう言ったんだ。



plorogue...

 真っ暗な闇の中、真白にぼやける天使に抱かれて、また新しく俺は生まれた。

「ハッピーバースデイトゥーユー…
ハッピーバースデイトゥーユー…
ハッピーバースデイディア…」
 低くかすれた声で歌われるのはその場にそぐわぬ
マヌケな『ハッピーバースデイ』。
「…ムカつくからやめろ…」
 頬を涙でぐしょぬれにして天使は笑う。若干かすれ気味な声は泣き疲れて枯れてしまったのだ…。
「…なんだよ…君が先にやってきたんだろ?
お返しなんだから…おとなしく受けるべきだ」
 白いシーツの上はグショグショに濡れていた。差し込む月の光はどれだけ輝いても、さすがにシーツを濡らす液体の色を判別できるほどまで、照らしきることはできないようだ。だけど、これの正体を俺は知っている。
真っ赤な俺の血液だ。きっと致死量をぶちまけた。ヤツに膝枕されながら、首が無事か、何度か揺らす。
「…あー…」
「声…でるね…」
 ヤツは俺の首を俺が望むように切り裂いた。不安そうな顔を見ると自然と笑みが漏れる。
「壊れないって約束しただろ…」
 別にヤツのために俺は丈夫になったわけじゃない…望まぬ生を受けたこの身体…命を持たぬこの身体…
でも今はこの身体に生まれたことを感謝している。
「ふふふ…そうだね…だから君が好きなんだよ…」
 はだけられたシャツから覗く胸板を、ヤツの手が優しく撫でた。
 ヤツに愛される身体…ヤツが望む理想の身体…
「…っつぅ…」
 目を閉じて苦痛に耐える。ヤツの爪が、肌を食い破り、胸板に赤い血の線を描いていく。決して鋭くないそれは、気持ちよく切り裂いてはくれない。
ところどころ引っかかりながら、指の向きを変えられながら…こんなことをされたならば、普通の人間なら逃げるだろう。俺の体は自由だ…逃げてもいいのだ…だけど、俺はコイツから逃げない。愛しているから。
これがヤツの愛情表現だと知っているから。
「シャドウ…かわいいよ…」
「ジョー…カー…」
 息を荒げながら俺は愛しい名前を呼ぶ。
 どれだけ焼けつくように喉が渇いても…その名前を呟けば我慢できる…。例え喉を切り裂かれたって…その痛みに耐えることができる…。いや、俺とヤツにとっては痛みですら愛情表現だから…耐える必要なんてないのか…

 愛してるから…どれだけ痛めつけられても…
 それが快楽になり替わるくらい…愛してるから…
 俺のジョーカー…ありがとう…
生まれてきてくれてありがとう…

 俺だけのジョーカー…。



 ーそれは美しく咲く薔薇の一瞬を切り取ろうとする物語。

  A rose by any other name would smell as sweet.
    ーバラはどう呼んでも甘く香る 『ロミオとジュリエット』より



貪るように唇を吸われ、舌を差し込まれた口は蹂躙される。俺はジョーカーに応えたくて必死になって乱暴な舌に追いつこうとするが、大人しくするようにとでもいうように抑え込まれてしまう。行為は乱暴でも、何もかもが甘く柔らかく…温かい。うっとりしてきたころ、ジョーカーが俺の肩にグイと爪を立てられ、着ていた シャツ引き裂かれる。生暖かい感触が肩を濡らす。
「んぅっ…んっ……んふぅっ!」
 塞がれた口からマヌケな声が漏れる。ジョーカーは俺に快楽を素直に与えてくれることはない。快楽とともに訪れるのはいつも痛み…これがジョーカーの愛し方…。もうすでに決壊したダムのように傷口から溢れ出す血を、顔を上げ、ジョーカーはうっとりとした表情で舌を傷口に這わせる。尖らせた舌が傷口を抉るたび、甘い痛みが襲いくる。口周りを赤い血で汚した白い肌…俺はそれが愛しくて頬に手を伸ばした。俺の血で汚れる王。醜い俺の血で汚れる…王…。
「僕…なんでだろう…君といるほうが安心するんだ…」
 俺の手を取って、ジョーカーはそっと口元に手を持っていくと、指の先をそっと噛み千切る。
「っ…つ!」
「甘いよ…甘い…君の血は…どうしてだろう?こんなに…チョコレートみたいに甘い…」
 甘い…甘い…と呪文のようにジョーカーは呟くと、掌に赤い舌を這わせた。くすぐったい感触…。
「ジョーカー…」
「何度抱きしめても、この身体が愛しいんだシャドウ…どうして?どうしてなんだろう?」
 白い手袋が外され、床に放り投げられる。
「君の懇願するように見るその僕の薔薇のような色をした瞳が好きなんだ…シャドウ…」
 学ランのボタンもワイシャツのボタンも外され、ランプの光に白くにじむ裸体が現れる。なぜかいつもより美しく見えてしまい…うっとりと見とれる。この身体は、俺が愛するジョーカーの身体だから?
細い体…ワイシャツからチラチラと除く、小さな花のつぼみのような胸の突起…。俺の指の先から血を流す手が取られると、その胸の上をなぞらされた。赤い血が、すぅっと白い肌に毒々しい赤のラインを引く。
「はぁ…」
 ジョーカーは大きくため息をつくと、体を震わせた。 擦れる傷口の感触、目の前の美しい景色…そして、とられた俺の手は、そっとジョーカーの股間に置かれる。ズボンの向こう、すっかり固くなっている。膨らんだ部分に食い破られた指先がかけられ、白いズボンにじんわりと血がにじんでいく。
「シャドウ…僕…君に欲情してる」

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大幸妄太郎

Author:大幸妄太郎
ペル2(達淳)・ドリフターズ(とよいち)に
メロメロ多幸症の妄太郎です。女装・SMが好き。
ハッピーエンド主義者。
サークル名:ニューロフォリア
通販ページ:http://www.chalema.com/book/newrophoria/
メール:mohtaro_2ew6phoria★hotmail.co.jp
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