罪との対象が非常に面白い罰。少し思ったことを書いてみようかな~なんて。
ネタバレです!!!罰やってない人注意です!!! 罪と罰を比較してみる。
非常に罰はシビアな世界観ですね!
しょっぱから人が死にまくるのはまぁ、JOKERのせいなんですけど…
罪のジョーカーさまと区別するためゲーム内でもあえてJOKERと表記されています。
なかなか心憎いと思いましたwww
この罰のJOKERはあくまで淳のジョーカーさまではなく、
人間の罪であり、人間の心の汚い部分、穢れそのもののペルソナです。
この世界では新世塾というのが仮面党の代わりに大暴れしているわけなのですが、
まず手始めに「望龍術」という占いを流行らせ、信ぴょう性を高めます。
これによって噂が現実になる珠閒瑠市で、実際に地脈に12の龍脈を出現させるわけです。
穢れを集めて、穢れを嫌う12の龍を怒らせ、龍脈を乱し、一所に龍を集めて
地軸をゆがめて世界を崩壊させようというのが目的。
新しい世界「王道楽土」を作ろうとしているのが新世塾、
その新しい世界に住まうことができるのが、
穢れを取り払った人間+新世塾の金持ち・権力もち集団だけというシステム。
ちなみにこれを「無原罪の人」と呼んでいるみたいです。
そして、穢れの取り払われた人間+新世塾の金持ち・権力もち集団だけが
アメノトリフネに乗って地球から脱出して生き残れるという計画です。
仮面党でいうなら、「穢れ」が「イデアルエナジー」にあたり、
「託宣の実行・グランドクロス」にあたるのが「龍脈を乱すこと」、
そして選ばれた一部の人間「無原罪の人」が「イデアリアン」にあたりますね。
で、「シバルバー」が「アメノトリフネ」
でもこの新世塾のすごいところは、仮面党よりもなお綿密に、巧妙に噂を利用して、
あらゆる下地を作り、絶対の成功を目指しているところ。
仮面党のようにトンデモすぎて「こんな噂あるよ面白いね!」という
頼りにならない人間の感情にゆだねすぎているところがないことでしょうかwww
(ジョーカーさまごめんwwwwwwでもそこが仮面党の暖かさ><*)
「無原罪の人」の恐ろしさ、「イデアリアン」の自然さ
「無原罪の人」は人間から強制的に穢れをぶっこぬいたもので、
穢れをぶっこぬくと、なんせもとから人間の心に存在する、有ることが当たり前のものなので、
人間は普通でいられなくなり、レッツポジティブシンキング!が
口癖の会話がまともにできない人になってしまいます。
注意したいのは「イデアリアン」はあくまで人の最終理想形、
無理やり人工的に作るものではなく、あえて自然に任せるものなので、
たくさんの犠牲者が出ていましたね…。
だけれど、彼らは自然にそう進化するのであって、悩み・苦しみ等を乗り越えた、
いわば悟りを開いた状態になるので、感情が乏しくなったりすることはないとは思います。
新世塾は「欲望にまみれた権力者達」が行う勝手な断罪なので、
世界を破壊することが目的なのであって、人々を導くことが目的ではないので、
人を手段としてしか見ていず、ジョーカーさまよりかなりヒドイことやらかしてます。
そのシビアさはぜひゲームでwww
敵は噂でできた人間ではないことの恐ろしさ。
あと気になったところは、主人公たちが殺しているのは、あくまで人間だということ。
あちこちに死体がごろごろ転がり、血であたりを汚しています。
今回はラスト・バタリオンにかわるものに、陸上自衛隊が出てきます。
今回の直接戦うことになる、敵は現実の人間たち陸軍であり、
ラスト・バタリオンのように噂でできた影ではないのです。
舞耶姉たちだって結局は人を殺した描写がありますし、(青葉音楽講堂の時点では)
一番ショックだったのは達哉が遠慮なく陸軍達を皆殺しするレベルで戦うこと。
罪世界で起こった出来事で戦うということに対して感覚がマヒしているのかもしれませんが…
克哉「ああ見えて、本当は気性が激しいんだ…暴れだしたら、手が付けられない」
怒りもプラスしてか、本当にひどいです。ちょっとドン引きしたwww
これからここらへんも語られるか語られないかはまだわかりませんが、
こういう逃れられない罪の積み重ねが延々と繰り返されるのを見るのは、
非常につらいものがありますね。
自分が犯した罪に対して責任を取るのが大人。
そういうことでしょうかねー…いやぁシビアだ。