しみじみ達哉さん語り。
達哉さんってさぁ。
本当に等身大の高校生だよね。
ペルソナ2罪公式ガイドブック完全版のシナリオの部分で、
結局冴子先生に進路を言えてなかったみたいなんだよね。
就職や進学を選ぶと自動的にジョーカーを呼び出すときに電話するのが達哉さんになるんだけど、
実行したのはリサと子分の3人って書いてあったのね。
つまり、多分だけど、公式的には達哉さんには夢がないんですよ。
確かに当時の風潮って「夢をもてない子どもが増えた」とか言われてた気がするよ。
それに、よくよく考えてみれば、罰の何も起こらなかった達哉さん、
お父さんの冤罪でグレてる以外はごくごく普通の高校生だったよね。
罰のストーリーの最後の最後まで夢を持ってなかったし。
ペルソナを召喚できるようになっても、それを無かったことにするように
自分が思う通りに使えないから、周りを傷つけたくないがために頑なに使うのを拒んだ。
スーパーパワーを持つことを拒否したわけだ。
だからきっと、いざっていうときにしか喧嘩もしなかったろう。
ペルソナの力自体に意味はなかった。
それどころか達哉さんを若干ひきこもり的な性格にしてしまったわけだ。
(私の説だと、彼のペルソナがヴォルカヌスなのは、その辺が出てるのかなって)
だから別に不良の集団をシメたとか、襲われた女子高生を助けたとか、
そういうエピソードもなかったわけだ。
達哉さんは主人公になれる条件はそろっていたはずなのに、
そうなることを拒否して生きてきた人なんじゃないかなぁと思うのです。
ごくごく普通に生きたかった、ごくごく普通の高校生だったんじゃないかなぁって。
親と仲悪かったり、進路にわずらわしさを覚えていたり……
ただ、カリスマだのなんだの、環境がそれを許さないんだけど。
そう思うと、達哉さんって愛しいなぁって思うんです。
ほんとだよ。ディスってんじゃねーです。これはリスペクトなんです!!
淳という存在がジョーカーとなり、彼を主人公たらしめてしまったんじゃなかろうか。
淳が達哉を主人公たらしめたんじゃないだろうか。
……なんて達淳目線で〆る!!!!!!!!!!^q^*