ニューロフォリア はっぴーいやーえんでぃんぐ!!
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はっぴーいやーえんでぃんぐ!!

お正月達淳あほえろです。
来年もエロエロでがんばります!!
また年が明けましたら、改めてご挨拶と来年の
発刊予定なんかを載せたいなぁと思ってます!!!
あれは豪傑寺の鐘だろうか。
「本当に突きに行かなくてよかったのか」
そもそも、豪傑寺は除夜の鐘を鳴らす寺ではなかったのだが、
住職が街の人々を励ます為にはじめたらしかった。
「うん……僕の顔見て、がっかりする人いたら、さみしいしね?」
冗談めかした淳の笑い声。
「だいじょうぶだろ。淳、キレイだしさ」
「ちょっと……す、すぐそういうこと言うから……
 ……そ、そういうことじゃなくってさぁ……」
除夜の鐘を行う旨のチラシから目を離し、年越しそばをゆでる淳の後姿に目をやる。
大掃除の辺りから、淳の様子はおかしい。
考え事が多いみたいで、あまり達哉をかまってくれない。
「ジョーカーだったとき、仮面付けてたんだから大丈夫だろ。
 ところで、そば、まだかー。大掃除やったから腹減ったよー」
キッチンから、くすくすと笑い声が聞こえる。
「しょうがない食いしん坊さんだなぁ。
 うーん、今、おだしとってるところだから……もう少しかかるかな」
足の重心を左右かえ、一瞬形をくずすおしり。
もちろん裸エプロン……ではないのだが、
それでも十分に魅力的なお尻だなぁと達哉は一人、ニヤリと笑う。
今からキッチンに行って、そのお尻を鷲掴みしてもいいのだが、
そんなことをしたら菜箸で目を貫かれるだろうからやらない。
「めざしを玄関に飾ると、魔除けになるんだっけ……?」
そう言いながら回復魔法を達哉にかけてほほえむ淳が簡単に想像できる。
それは節分のやつですよね、なんてツッコミをいれたらいけない雰囲気だ。
キッチンで忙しそうな淳、まだまだやることが多そうだ。
達哉をかまう余裕ができるのもまだ先のようだ。

押入を片づけていて出てきたジョーカーのお面と白い学ラン。
あの時の気まずさはなかなかのものだった。
二人とも思わず固まってしまった。
数か月前のこととはいえ、仮面と学ランに込められた記憶はまだまだ鮮明だ。
とりあえず、これは大切なことだから、達哉は淳にきいたのだ。
「これ、いるのか?」
「いるよ……かさばるけど、置いておいて」
その時の淳の、少し悲しげなほほえみを、忘れられないでいた。
達哉の荷物は淳のマンションに引っ越す時に片づけてしまったし、
淳の荷物ももともと多い方じゃない。
必要な家具と、彩りを添えるために少しずつ買い集めた鉢植え、
あと、ようやくその家に足を踏み込む覚悟がついた淳が、
子どもの頃住んでいた家から持ってきた、いくつもの本。
広い部屋には十分のスペースがあった。
「どうせなら飾っとくか?鹿の剥製みたいにさ」
暖炉は無いから石油ストーブの置いてある壁にかける真似をする。
「じょ、冗談はやめてよ……誰かに見られたらどうするのさ」
淳があわてて仮面を取り上げる。二人で笑いあいながら家の掃除の続きを始めた。
なにもない部屋だというのに、長い時間放置されていたせいで、ほこりだけがふりつもり、汚れていたために掃除は少し大変だった。

コタツに入ってあごをのせ、リモコンでテレビをつける。
「げ……」
テレビで生中継されていたのは、MUSESのライブだった。
MUSESのデビュー曲といえば、あのJOKERなわけで。
しかもJOKERは、リサを苦しませるために生まれた曲だ。
そのうえ、ジョーカーを最後まで慕い、死んでいった佐々木銀次を思い出させる。
今は、淳の過去をえぐるようなものはあまり見せたくない……。
チャンネルを変えようにも、今まともにつくチャンネルなんて珠閒瑠TVしかないわけだ。
あわててテレビを消そうとすると、淳が話しかけてきた。
「リサ、まだがんばってるんだね」
「ん、まーな」
思ったより普通な淳の反応に、達哉は意外そうな顔をしてキッチンへと目を向けた。
相変わらず見えるのは、ときたま魅惑的に動く淳のお尻くらいだ。
ちなみに丸みがあるわけじゃない。男の尻だからそんなものだ。
でも、こう、味があるのだ。その腰使いに、独特の色気が……。
いやいや、それどころじゃないと首を振る。
淳から何とか、本当の気持ちを引き出したいな……というのが達哉の思いだった。
「なんだかんだで人気落ちないしな……」
「あはは!だってリサ、魅力的じゃない?笑顔だってかわいいし、
 ルックスだっていい。華やかさは元から備えたものがあるから、
 きっと、最初からアイドルに向いてたんじゃないかな?
 地元出身アイドルだしねぇ。みんな誇らしく思ってるんだよ」
「ん。そうとも言える」
達哉のやる気のない返事にネギを切るリズミカルな包丁の音が止んだ。
「リサが達哉以外からちやほやされてるのが気に食わなかったりして」
「リサは元からモテモテだっつーの」
また包丁がトントンと軽やかな音を立てる。
みょうに静かに曲を聴いている達哉に、淳が声をかける。
「んー。もし、僕の事なら気にしないでね。リサの歌声、ききたい」
「……そっか……」
達哉は軽くほほえんだ。
リサは、MUSESとしてテレビに出演することに
すごく抵抗があったようで、だいぶ断るためにねばったようだった。
「言ってたね。私でもみんなを元気にできるなら、歌いますって」
あの後、新しいプロデューサーがついて、新曲を出した。
どんな逆境だって乗り越える。夢は自分の手でつかむもの。
MUSESはスポットライトを浴びて、汗を輝かせて踊り、歌った。
なによりも驚きなのが、とても短いけれど、あのリサが英語パートに挑戦したことだ。
青葉公園の野外音楽堂での事件を知っているファンは皆驚いた。
誰もが印象的に覚えているからだ。
決意を込めて、恥じも捨て、外見とは違って、私は英語が苦手だと言ったリサの姿を。
そして、毎回成長していくリサに皆は声援を贈った。
「あのプロデューサーが来たとき、隣で必死こいて
 ガスチェンバーを宣伝しようとする栄吉のやつを、
 こっそり沈黙にした淳、ちょっとコワかった」
また包丁の音が途切れる。
「えー?だってミッシェルってば、達哉と僕を引き込む気まんまんだったから……」
「練習とか、めんどうくさいもんな……」
「もう……達哉ってば!少しくらいミッシェルに協力してあげようとか思わないの?」
「……思わんね」
コタツの上に、おぼんが置かれる。
淳の横顔はどこか寂しげだった。
協力したいとは思っても、淳は栄吉に協力できない訳がある。
もしガスチェンバーとしてテレビ出演することになったとしたら、
世間的には突然行方不明になった母親のことを
きかれるに違いないことを知っているからだ。
どんぶりばちの中、湯気を立てる濃い色のおつゆ。
まるで浮世絵の波のように浮かぶおそば。
その上には、淳がかりかりに揚げたえび天の船がのっかっている。
待ちに待ったごちそうに達哉は手を合わせた。
「いっただっきまーっす」
「どうぞどうぞ」
達哉の隣に淳が座る。
「ねぇ、除夜の鐘、いくつ鳴った?あとどれくらいなんだろう」
「……数えてないからわからないな」
ずぞぞっとおそばをきれいにすする達哉をみて、淳が目を丸くする。
「すごい……切らずに全部すすっちゃった」
「これくらい簡単だろう」
「そ、そっかな……」
お上品に数えるのに片手の指で足りそうなほどのおそばを
はしにひっかけて、ゆっくりすする淳。
そのくせ、途中でブツリとそばが切れてしまう。
じっくりとその様子を観察する達哉を見ると、少し気まずそうに達哉を見返した。
「……んーっ……」
途中でおそばが動きを止めて、抗議の声を上げる。
「どうぞどうぞ、すすってすすって」
ようやくちゅるっと最後まですすり、おそばの端がしなってつゆをはじく。
「……や、やだなぁ!あんまりジーって見ないでよ」
「あ、また切れた。へたくそだなー淳は」
「う、うるさい……達哉がジーって見るから気が散ったんだ!」
淳がちょっとムキになりだしたのがかわいいなと見守る。
「もっとズゾゾゾーってやればいいんだよ。お上品すぎるんだよ淳は」
そういって、ガッとはしにそばをひっかけて、実践してみせる。
一気に達哉が吸い上げるのを、淳が目をキラキラさせながらみていた。
もしかすると淳は、誰かとそばを食べるのは随分となかったのかもしれない。
「ふふふ、俺は見られてたって平気だぞ」
「……す、すごい!」
淳もムキになってきたのか、達哉にはりあってそばをすすりだした。
でも、そうこうしてがんばっているうちに、そばは汁を吸ってやわくなり、
余計にブツブツ切れやすくなってしまった。
もうすでに食べ終わった達哉を見て、淳が少しせつなそうな表情をした。
上手に食べれないのが、よっぽど悔しいみたいだ。
「なぁ、淳、知ってるか?どうして年越しそばを食べるのか」
「うーん、寿命が長くなるように……だっけ?
 ……いいよね、達哉は……長生きできるね……」
だめだ。目が据わりだした。本気の不機嫌モードになりそうだ。
こういうちょっと子どもっぽい一面を見せるようになったのは
……達哉にとってはうれしいことでもある。
「それもあるんだけど……もうひとつあるんだ」
「……なぁに?」
食べる邪魔をされたのが気に食わないみたいだ。
あんまりの子どもっぽさに思わず笑いそうになる。
「今年あったことをな、ぶつっと切って、新年にもっていかないようにっていうやつだ」
淳のはしでつままれたそばが、またぶつりと切れて、暗いおつゆの中に消えていく。
「そうなんだ……」
淳はそばを食べる手を止めて、じっとおつゆをながめる。
「じゃあ、僕、やっぱり達哉みたいにいっぺんにすすれないとダメなんだ」
そして、無言の達哉を不安そうにふりかえる。
「だって、僕、忘れちゃいけないんだもの……たくさんの人たちのことを」
達哉はこれをおそれていた。
そもそも、このマンションに住むことを選ぶべきじゃなかったのかもしれない。
無理矢理にでも、あのおんぼろアパートに淳を連れ込み、
ここで一緒に暮らそうって言った方がよかったのかもしれない。

淳には罪がある。
大勢の人を、この世から消してしまった、
忘れてはならない、大きな大きな罪がある。

「お、お正月ってのはな……」
「なっ……達哉……僕にコンタクトとろうっていうの……」
淳の顔を両手のひらではさみこみ、真剣な目でにらみつける。
「目をそらすな……大事なことを言うぞ……お正月ってのはな
 ……誰にでも平等に与えられた、再スタートなんだよ。おーけー?」
「いたい……達哉……いたいってば」
そのまま淳を押し倒し、馬乗りになる。
「わかった?」
暴れながら、淳が笑い出す。
「わかったっ!わかった!」
「ならよし」
そして、額にそっと口づけを。
「……ひどいなぁ君は……ら、乱暴だよ……」
「もう今年も終わりだってのに、メソメソするからだよ……もっとメソメソしたいか?」
前髪をかきあげられると、じぃっと達哉の逃れがたい眼光が淳の目をとらえる。
ゴクリとつばを飲む。
淳はすっかりヘビににらまれたカエル状態だ。
「……どうしたの……達哉……」
「カウントダウンがはじまるまで、メソメソしてもいいぞ」
そして、そのままぎゅうっと力強く抱きしめられ横倒しにされる。
最初はなんとか達哉を引きはがそうと暴れたものの、
上手にはがいじめにされて動けない。
「うー……達哉のバカっ!」
「お、メソメソやめるか?」
淳の腕が伸び、達哉の体を……ぎゅっと抱きしめた。
「ほ、本当に……な、泣いていいんだね……?」
「あぁ、泣けよ。そのために俺がここにいるんだろ?
 あのなぁ、もっと俺を頼れよ……」
やがて、淳の体がこきざみにふるえはじめた。
声を押し殺し、苦しげな声に達哉は耐えきれなくなって言う。
「どうせならワァーって泣け!そんなんで今年泣きたかった分、
 足りるのかよ……もっと泣け……」
はがいじめにしていた力をゆるめ、やさしく淳の髪の毛をなでる。
艶やかな髪は、しっとりとゆびにからまると、抱え込んでいた
やわらかな花の香りがただよいだす。
淳の髪に顔を近づけ、その香りを楽しんだ。
達哉はテレビをつけた。
「ほら、これでいつカウントダウンはじまってもわかるだろ?」
「……うん……」
「……だから……安心して泣け……」
テレビからは、笑い声がひびきわたる。
誰もが幸せに暮らしたいと願うから、つらいことは、忘れたいと思うから。
忘れてはならないなら、抱え込んだそのつらさを
ほんの一時だけ、置かせてもらいたいと思うから。

たくさんの人を巻き込んだ。
たくさんの人の夢を奪った。
そして、大事な友人たちを傷つけた。
そして、パパもママもなくした。

でも、一緒にそのつらさを持ってくれる人がそばにいる。
こうやって、一時だけでも休んだら?と
いっぱいいっぱいだった淳を支えてくれる人がいる。

淳は、大きく頼りがいのある体を上り、その唇を奪う。
そして、体温を、鼓動を感じるために目をつぶる。
達哉はぐっと唇を押しつけ、やわらかく愛しい唇をはんだ。
何度も、お互いにやわらかくはむと、それだけで胸がいっぱいになる。
達哉にも淳の悲しみが伝わり、うれしくなった。
淳にとって、達哉はその悲しみを唯一預けられる人間なのだ。
「……なんてぜいたくなんだろう……今年の正月は……」
達哉の頬をやさしく撫でながら、淳はその首筋に口づける。
「……こんな近くに……大好きな人の鼓動……感じるなんて……」
こういう時の淳は、ものすごく美しい。
濡れた黒曜石のような瞳、真っ白な肌にほんのりさしこむ、生命の赤。
人形だったような淳が……喜びで命を与えられて人間になった……
そんな妄想をしてしまうような……。
「……なぁ、カウントダウンはじまるまで……ちょっとだけ……いい?」
そして、達哉にやがて訪れるのは、もっとその体をさわりたい、という衝動だ。
どこもかしこも、生命の赤に染めたい。
淳を完全な人間にしたい。
笑い、よろこび、ちゃんと泣くときは泣く……そんな人間に。
「……もう、無粋だなぁ……でも、いいよ……除夜の鐘が……
 一時だけ僕たちの欲望も……キレイにしてくれるもんね?」
達哉は、腹に当たる淳の股間が少しかたくなっているのを感じて目を細める。
淳は、応じる気まんまんの達哉をみて、唇をなめて、唾液でてろりと輝かせた。
恥じらいと、欲望の間。支配してほしい気持ち、支配したい気持ち。
……空気で伝わる愛してる。
「……ねぇ、今年、最後だもん……」
達哉に着ていたシャツをたぐりあげられながらハァっと熱い吐息を漏らす。
「どうしようもないなぁ……淳は……」
膝をあげて、達哉の股間をぐりっと押し上げる。
「……はぁ……」
思わず漏れる溜め息。高まる予感。
「……どうしようもないね……達哉は……」
まだふにふにとやわらかい淳の乳首をつまむようにいじる。
淳はうれしそうにほほえみ、達哉の体を脚ではさむ。
「……っ……コタツで体、あったかくなってるね……」
片手で淳の股間を撫でさすり、また口づけを。
指の中でこりこりとかたさをます小さな乳首。
今度はそろそろと舌をのばし、待っていた淳の舌とからみあい、
お互いに唇を押しつけあう。
さっきまでたべていたおそばのだしの味……
額を寄せながらお互いに笑いだしそうになるが、
今はそれよりもどれだけ相手を気持ちよくさせるかに心がいっている。
「んっ……ん……」
「ふんっ……ぁっ……はっ……」
たまに目を開き、表情を確認し、目が合えばみょうに照れくさくて……
淳のお尻に当たっていた達哉のものも、ぐいぐい押し上げてくる。
だんだんと達哉の動きが乱暴になってきて、
欲望を抑えきれなくなってくる様子に淳も興奮した。
体をやわらかなラグに押さえつけられ、唇が離れていく。
てろりと口から漏れた唾液がだらしなく下がった達哉の舌を伝い落ちて、
淳の頬を濡らす。
名残惜しげに離れていく淳の腕に、達哉はそっと口づけた。
「い、いいよな……ひ、姫終わりだ……」
「そんなのはじめてきいたけど……い、いいんじゃないかな……」
淳は顔を真っ赤にして、目をそらす。
もう体がうずいて仕方がない。
体がもっと達哉を感じたいとじれったい思いが駆け巡る。
達哉は鼻息をあらくしながら淳のズボンをずらしていき、
勃起した淳のものにひっかかったパンツがぐいっと押し上げられる。
それを楽しむようにゆっくりとパンツを下げていくと、
淳のものがぶるんとあふれだす。
「おーおー。前から思ってたけど、やっぱり淳のおっきいよな」
あふれだす汁がとまらない先端をくりくりといじられる。
「ああぁっ……もっ……そ、そんなこと言わないでよぉ……」
先走りで濡れた指をアナルにぐいっと押し込み、
声を上げて喉を反らす淳に頬ずりをする。
「ほんと……敏感だよなぁ……淳って……」
奥まで届いた指で前立腺を押し上げると同時に、やわらかく乳首をはむ。
「んひっ……」
コタツの明かりでだいだい色に染まった達哉の腹に、しぶきがかかる。
受け入れさせる準備をするために、押し広げたりしている間にも、
しなだれたものからとろとろと精液があふれだしている。
「ふふふ……元気だなぁ」
「だ、誰がこんな……体にしたんだ……よぉ……」
達哉はニヤっと笑いながら、もぞもぞとスウェットのズボンから
淳がほしくてたまらないと準備万端ととのったものを取り出した。
「な、なんだよ……淳だって……ほしいんだろ……」
入り口に先端を当てる。ぐっと押し込むと、びくんっと淳の体がふるえる。
「っあぁっ……はやくっ……はやくぅ……」
「ほ、ほら……そうやって……腰……つかってぇ……」
おでこを押しつけあい、また、軽くキス。
淳が体に腕を回したのを確認すると、腰を少し持ち上げて、
深々と差し込み、細かく揺動をはじめる。
「たつや……たつやぁ……おねがい………もっと……奥っ……」
腰で誘導されるにまかせ、ぐっと押し込む。
引くと、淳の肉壁が達哉のものをのがしたくないとからみつく。
うっとりと溜め息をつきながらもう一度奥を突き上げる。
「こ、このへんとか……?」
「……んっ……あっ……っ……そこぉ……!!」
テレビからもうすぐ、今年も終わります!と画面のはじに、
残りあと十分のカウントダウンがはじまる。
「んなっ!」
急に目が覚めたように達哉が目を見開いてテレビの方を振り向いた。
「たっ達哉……カウントダウンはじまっちゃった……ほら、はやくっ!」
淳もとろんとした顔をしながらよくわからない要望を言い出した。
「は、はやくったってなぁ!!」
達哉があわてて腰を持ち上げると、コタツに打ちつけてしまう。
「っぎゃ!」
「……っもぅ……ほんと……バカ……なんだからぁ……」
「じゅ、淳もほら……は、はやくしろよっ!!」
息を荒くしながらなんだかおまぬけなお互いを笑う。
そうしている間にも、カウントダウンが進んでいく。
「こ……こんな年越しありかよ……」
「ふふっ……除夜の鐘も……意味がなかったね……」
達哉の胸を、そっと淳の手が滑り。
細い指がきゅっと乳首をひねる。
「んあっ……」
「ほぉら……早く出しちゃえ……協力……欲しいんでしょ……?」
残り、あと10秒……
達哉の目の前がぼんやりとしてくる。
妖艶な淳のほほえみが見える。
淳は、へらっと笑みを浮かべる達哉に愛しさが止まらない。

1秒……

あけましておめでとうございます!の声にビクっと達哉が震える。
「あ、あぁ……」
淳の腕に抱かれて、達哉が身震いをしながら淳を抱きしめる。
「……年明けと一緒に……イっちゃったね……」
「これ……ひ、姫はじめにカウントされますか……」
「さぁ……どうだろう……」
心臓が破裂しそうに動いてる。
肌から伝わる汗のしたたり、なかなか止まらない精液。

みつめあい、照れくさそうに笑いあう。

『あけましておめでとうございます』

「最初の生き方が、今年いっぱいを象徴するそうだけど……」
まだ気持ち良さが抜けなくて、とろんとしたままお互いの髪の毛を探り合う。
「あー。どうする淳。なんか最悪なはじまりかただけど……」
テレビでは豪傑寺の中継に切り替わり、
もうじき、今日のテレビも終了する旨がテロップで流れている。
「そ……そんなことない……こんな……幸せなのに……
 ねぇ……今年もそばに、ずっとずっと……達哉が一緒にいてくれるってことだろう?」
達哉はなんだか急に泣き出しそうになった淳の体を強く抱きしめる。
「当たり前だろ……ずっとずっとず~っとだ」
「うん……頼りにしてるから……僕のそば、はなれないでね……」

二人で抱き合いながら、ふっと新年の澄んだ空気を吸った。

「あー……新しい年だな……この冷たい空気……」
「……ちょっと……あの……え、エッチなにおい混じってるけど……」
「……いいんじゃね?これから幸せになってくんだから」
「……うん……うん……」

淳の目の端から、涙がこぼれる。


END

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大幸妄太郎

Author:大幸妄太郎
ペル2(達淳)・ドリフターズ(とよいち)に
メロメロ多幸症の妄太郎です。女装・SMが好き。
ハッピーエンド主義者。
サークル名:ニューロフォリア
通販ページ:http://www.chalema.com/book/newrophoria/
メール:mohtaro_2ew6phoria★hotmail.co.jp
(★を@にかえてください!)

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