ニューロフォリア GB10の情報!!(※7/18追記)
2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

GB10の情報!!(※7/18追記)

U41「仮面党ネアポリス支部」(更紗三三さまと合同サークルです!!)
みささんの新刊はこちら小ネタ多くてかわいいギャグ本だぞっ!!
柱のチアガwwwやたら大阪っぽいおばちゃんがおるネアポリスwww
あとまたペーパーつくる予定なんで、情報入り次第またブログにアップしますねっ!!><*

7/28 Golden Blood10新刊
赤い寓話
【ジョルブR-18/A5/64P/500円】

↓表紙は引き続きみささんにデザインしていただきました!!
akaguhyoshi.jpg
↓今回は自分で挿絵描いたさみしいwww
gbsasie.jpg

あなたはぼくにとって、永遠の寓話です。
 あなたの望みの本意を解こうと、今もこうして永遠の命を生きています。

それは、ギャング・スター誕生までのお話。
ブチャラティに愛することを教えられ、夢を託されたジョルノ。
しかし、ベイビィ・フェイス戦で目覚めた新しい能力をためすうちに、己が吸血鬼ではないかと怯えはじめる。
それでも受け止めることを選んだブチャラティとともに愛し合い、戦う。
しかしブチャラティはボスとの戦いでその命を終える。
ジョルノは誓う。ブチャラティの『誠の行動』を継ぎ、ブチャラティという存在を生き残らせることを。

↓ 以下サンプルですっ!!
 刃を振りあげても、ブチャラティの手はぴくりともしない。緊張の表情を浮かべることもない。例えその刃が振りおろされても。ジョルノになら何をされてもかまわない。受け入れる。こんな時なのにそんなブチャラティに愛を感じた。
 一撃で終わるように、骨の間接の間を狙って切り落とす。ブチャラティは、悲鳴一つ上げなかった。表情も変えずにいた。ただ、額から流れ落ちる脂汗だけが、ブチャラティの痛みを伝えてきた。
「さぁ、やってみろ……」
 先にブチャラティの遺伝子を使って作っておいた部品をそっとあてがい、ジョルノは生命エネルギーを流し込む。何度も実験していたせいか、その手際は見事だった。
 生命エネルギーの奔流にブチャラティの体が熱くなり、一瞬感覚の暴走で世界が置いてけぼりになる。傷口にやがて熱が集まり、むずむずとかゆくなってくる。きっと体中の細胞がエネルギーに押され、あてがわれた部品を取り込んでゆこうとしているのだろう。痛みとかゆみに、ブチャラティは歯を食いしばった。ジョルノは机の上に咲いたコクリコを摘んで、ちぎれた茎から乳汁を吸い、そっとブチャラティに口付ける。
「……あっ……」
 ちょっと油断したすきにあごをとられ、天井を向く角度に押し上げられたかと思うと、青臭い乳汁とあたたかくあまやかなジョルノの唾液が入り混じったものが口の中に流し込まれる。
「んっ……」
 少し不機嫌な表情をしながらブチャラティは唾液を飲み込んだ。ジョルノはくすっと笑う。
「コクリコには……沈静効果があると聞きましたから……」
「こんな微量で足りるわけがないだろう……」
 ほほを赤く染め、強がりを言いながらも名残惜しげに開いたブチャラティのくちびるをまた何度も食んでいるうちに、ジョルノの手の下で強く脈打っていた手が収まりつつあった。ジョルノはままならぬ呼吸に惚けた表情をしながらそっと離れていく。つぅっと唾液が透明の糸になってつながり、垂れる滴の重さででぷつんと切れた。
「……お、終わりました……」
 添えられたジョルノの手は緊張気味に固まっていた。ブチャラティは手を握っては開く。痛みもないし自由に動く親指にほほえんだ。
「すごいな……神経まで完璧につながっている……」
 それほど時間はかかっていなかった。しかし、ジョルノはブチャラティの手を見て、緊張した表情を崩さなかった。どうやら結果が思わしくないようだ。
「ありがとう……ございます……」
 ジョルノの様子が気になったが、ノートに書きつけをはじめたので、声をかけるのはためらわれた。
「いえ、ブチャラティの結果には問題はありません。ただ、ぼくの結果の方に問題が……」
 しかし、その後の言葉を飲んだまま、それ以上ブチャラティには語ろうとしなかった。ただそれでも、じっと言葉を待つブチャラティに、ジョルノは気まずそうに答えた。
「その……初めて自分以外に人体実験をしたものですから……緊張していたみたいです!それよりもう、痛みはありませんか?」
 切断した部分もきれいにつながり、もうどこからが新しい部品なのか見た目では判断がつかない。
「多少痛むがどうということもない。ほら、この通りちゃんと動くしな!スティッキィ・フィンガーズはつなげることができたとしても、回復はけが人任せだし、必ずこうやって動くようになるとも限らない」
 けがを縫ったとしても、その部分の神経が死んでしまっては痛みも感じないし、動きに支障が出るようになる。しかし、ジョルノの場合には処置後の細かな配慮もいらなければ、神経が完全に死んでしまう前に早急な回復が望めるので、ほとんど支障を残さないと言うわけだ。
「おまえのスタンド能力は本当に素晴らしいな」


――ベイビィ・フェイス戦後、ジョルノに新しく目覚めた生きた部品を創るという能力、
  その実験に身を費やすジョルノを見ていられず、ブチャラティは実験台に名乗りを上げる。

「もしもぼくが人間じゃなかったとしても……あんたはぼくを、そばにおいてくれるのでしょうか」
 冗談っぽくそう言ったにも関わらず、ベッドに押さえつけられながらジョルノを見上げるブチャラティはとても真剣な表情でこう言うのだ。
「当たり前だろう?おまえはおれを選んだ。おれもおまえを選んだ。これは相互責任だ。何があっても最後までおまえのそばにいるさ」
 ジョルノは思わず噴出した。そうなのか、この人はもしジョルノが得体の知れない化け物だったとしても、受け入れようと言うのか……。心配していたのがバカみたいに思えて、思わず笑ってしまう。
 もしも、あのころ考えた、もし自分が吸血鬼だったらという妄想……あのころは失うものなんて何もなかったから簡単に信じ込めていたが、このやさしい人に出会ってからは、もし吸血鬼だったらこの人といっしょにいることは難しくなってしまうんじゃないか、という疑問が恐怖に変わった。ほんの些細なことでも、この人と引き離される理由があることが怖かった。

 詰襟のホックをはずし、スーツの肩口をずらしてブチャラティの首筋をやわらかく何度もジョルノは食んだ。そっとあたたかく湿ったくちびるを離し、うかがうように上目遣いで質問をする。
「どうします?ぼくが本当に吸血鬼だったなら、あんたはこれで本当に吸血鬼になっちまう……こわくないんですか?」
 ぴちゃぴちゃと肌をなめる湿った音が響く。ブチャラティは力強く押さえつけられたままぞくぞくとふるえた。揺れるランプのあたたかな橙色の光は、ジョルノの太陽の色をした瞳をきらめかせる。
「はぁっ……お、おれがこわいわけないだろう……おれは、おまえがどうあっても……受け止めると決めているんだから……」
 やさしくクセの強い金髪を撫で、その頭をやさしく抱きとめた。
「おびえているのは、おまえのほうだろうジョルノ?……震えているぞ……」
 ジョルノはその言葉に眉をしかめた。己の弱さは、ブチャラティに伝わってしまっている。
 ブチャラティは彼と何度くちづけをかわしても、ジョルノの歯が特別とがっていると思ったことは無い。彼が日光を避けようとしているところを見たことがない。それどころか、このジョルノ・ジョバァーナは太陽の名を持っている。誰よりも輝かしく高貴な人間だ。どこをどうとろうが、吸血鬼を連想するものはない。
「おかしいぞ、何をおびえる事がある?ジョルノ、おれの太陽」
 ジョルノは目を伏せながらほほえみ、やさしくブチャラティの首筋に歯を立てた。ちょっとやそっとじゃ人間の柔らかな皮膚を食い破るなんてできやしない。あまがみのように何度も肌の上を滑るジョルノの歯に、むずがゆい快感を覚える。
「……わざとやってやしないだろうな……」
 この年下はブチャラティをからかって楽しむところがある。でもジョルノは言葉を返しもせずに夢中になってブチャラティの肩口をずっとねぶり、歯を立てた。だんだんとジョルノの方がこの行為に興奮してきたようだった。
「っあ……」
 だんだんとブチャラティの肩をつかむジョルノの力が強くなる。その度に磨れる体にスーツが脱げていき、やがてブチャラティの胸があらわになる。重ねあう体がじっとりと汗ばんできた。ブチャラティは何をする気なのかわかると、これ以上先は許さない、と抵抗しようとしたがもうすでに足の間に割り込まれてしまっていた。
「ちょっ……ジョルノ……」
 めくれあがったスーツの下にあたたかな手が滑り込み、あまがみに感じてツンとたった乳首をやわらかくこねられた。
「……っく……」
 顔を真っ赤にしながら抵抗したが重なり合う裸の胸に普段よりも大きくなった鼓動を感じ、ようやく唾液でふやけた皮膚が破れ、出てきた血を音を立てて吸われるたびに体がビクンっと痙攣した。
「ジョルノォッ!」
「……んっ……どうしたんですか……ブチャラティ……」
 自らが破った肌の小さな傷口から血を吸い、うっとりとした表情でようやく顔を上げる。血で赤く染まったくちびるは潤んでいた。


――ジョルノは自分の父が吸血鬼だと知り、その血が目覚めたことによって
  さまざまな奇跡が身の回りに起こったのだと信じていた。
  もし人間じゃなかったとしても、ブチャラティはジョルノを受け止めると告げる。

「……誰よりも心が切り刻まれているのは……ぼくだ……」
 その胸に爪を立てると、もろもろと崩れる土のように簡単に肌がやぶけ、肉がそげた。その感触に悲鳴を上げそうだった。
「……ミスタが眠っていてよかった……」
 ごまかすようにブチャラティは言う。後部座席ではダメージを受けたミスタが回復を待って眠っているところだ。さぁ、泣くのはおやめ、と言いたいのだ、この人は。
「なんで……なんであんたはこんな状況なのに覚悟を決めてんだ!……なんでそんな顔ができるんだ!!」
 ジョルノは声を押し殺しながら怒鳴りつけた。しかし、爪の間に残る肉の感触に、冷たい死の温度に……心は急速に冷やされていく。
「ごめんなさい……ブチャラティ……」
 己の気まぐれが、愛する人を巻き込んでしまっただけじゃないか。結局、悪いのはぼくなんじゃないか……。
 視界が歪む。ジョルノの体から……涙が流れ落ちる。ブチャラティはほほを滑り落ちる涙をやさしくすすり、そっと学生服の胸部分に手紙をねじ込んだ。
「グラッツェ、ジョルノ。これでまた少しだけ時間が延びたよ」
 感謝しよう、神に。土くれに涙を流す、未来ある人を与えてくれたことを。

――ブチャラティの死。
――そして、ギャング・スターになった少年の決断。

「ゴールド・エクスペリエンス!」
 その小さな髪留めは地面に置かれると脈打ち始め、細い木に成長していく。地面に根を張り、葉をささやかせながら月の光目指して伸びる。きっとここまで成長すれば、この木は自分の力で成長していけるだろう。
 幹に手を置いて見上げる。その木の高さは丁度、ブチャラティの身長と同じだった。プラタナス。哲学者の木。

 木になってまで、あんたは誰かのために尽くすだろう。実をつけ、もがれ、それでも笑う、そんなあんたはもう見たくなくて。
「ねぇ、ブチャラティ、聞いてください。ぼく、ギャング・スターになったんですよ……こんどは、あんたの願いを叶えなくっちゃ……だから、時々ここへ相談に来ても……いいですよね……?」
 葉を広げ、太陽光をさえぎり、子どもたちの休憩所になることだろう。このプラタナスの木の下で語り合った子どもたちはいつか哲学者となり、世界へと旅立つ。
「ねぇ、ブチャラティ……あんたのせいなんです……あんたのせいで……ぼくの日常はこんなにも奇妙なものになったんだ」

「何も、ギャング・スターが新人教育をやらんでも……」
 机の上で甲羅に閉じこもっていた亀がのそのそと動き出す。何
の気まぐれか突然、新入りたちにあいさつをしたいと言い出したジョルノを心配してポルナレフがこっそり立ち会っていたのだ。
「単なる自己満足です。愛した人が間違いない人だとわかると、こんなにも胸のすくことだなんて思ってもみませんでしたが」
 ポルナレフはハハッと笑う。
「不思議とね、ブチャラティの望みを叶えると、ぼくの心の人間の部分が大喜びするんだ……」

――これは、二人の人間が、一つの夢を叶えようとするお話。

コメントの投稿

非公開コメント

sidetitleプロフィールsidetitle

大幸妄太郎

Author:大幸妄太郎
ペル2(達淳)・ドリフターズ(とよいち)に
メロメロ多幸症の妄太郎です。女装・SMが好き。
ハッピーエンド主義者。
サークル名:ニューロフォリア
通販ページ:http://www.chalema.com/book/newrophoria/
メール:mohtaro_2ew6phoria★hotmail.co.jp
(★を@にかえてください!)

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleリンクsidetitle
sidetitleQRコードsidetitle
QR